ストーリー3 何かがおかしい?

外大卒だけど

私は外大卒です。「外大卒」というと、
世間からはよほど英語ができる人だと思われます。

でも実際はそうではありません。。。
実際、できる人もたくさんいますが、
私自身について言えば、「できる人」とはほど遠い存在でした。

世間の言う「英語ができる人」はイコール、「英語がペラペラに喋れる人」です。

でも学校の英語の成績がいいからといって、
英語が喋れるわけでは決してありません。

私は、英語がほとんど聞き取れませんでした。
英会話だってひどいブロークンでしたし、
洋楽の歌詞もわからないし、洋書すら読めない状態でした。

入試では奇跡的に受かりましたが、
リスニングテストが全くできず、ひどい回答をしたので
バイリンガルのクラスメイトからびっくりされましたし、
洋楽の歌詞の意味を理解してないので笑われたこともありました。

本当に外大生かという感じです。

一方、外国語を専攻していたわけでもないのに、
英語がペラペラな日本人は結構いるものです。

なのに自分は…。

肩書と中身にあまりにもギャップがありました。

「外大卒なんだね、英語しゃべれるんでしょう?」と言われたら、
苦笑いしてごまかしていました。

でも、一生このままコンプレックスを抱えて生きていくのか?

英語圏に留学してないから…、
大学で英語を勉強していないから…。
そんなの言い訳じゃない?

言い訳をして、この先生きていきたくなんかない。

そう思って、本気で英語の勉強を再開したのです。

そして、そのきっかけは先ほどお話しした通り、
不意に起こしてしまった交通事故でした。

何かがおかしい

それまでの仕事を辞め、3か月ほど英語を猛勉強した後、
バイトで家庭教師をすることになりました。

お金がなくて困っていたこともあり、何か仕事をしなければならない状態でした。

最初はほんのちょっとだけ仕事をするつもりが、
最初に中学生、次に高校生と、仕事はどんどん増えていきました。

私なら安心して任せられると言ってもらえ、
次から次に生徒さんを紹介されるようになったのです。

仕事は順調で、うれしい悲鳴でした。
多い時は生徒さん約20人を抱え、
ひと月に170時間も教えることもありました。

しかし、たくさんの生徒さんに教えるうちに、
学校教育の英語に何か矛盾点を感じるようになりました。

矛盾点というのは、いろいろあるのですが、
主には、「ほとんどの人が英語、特に文法が苦手である」という事実でした。

私は文法が得意です。
でも、みんな文法ができないのです。

しかも、教えても教えても、なかなかできるようにならないのです。。。

当初は不思議でなりませんでしたが、
次第に何かがおかしいぞ、と思うようになりました。

考えてみれば、英語がペラペラのアスリートというのは結構いるものです。
彼らは果たして学校の方法で、これほど文法を勉強しただろうか?
学校の授業なんてろくに出ていないのでは…。

じゃあ、なんでしゃべれるのか?
そして文法ができる自分はなぜしゃべれないのか?

考えれば考えるほど、
学校の英語学習には不思議な点がたくさんありました。

そして同時に、私自身の英語力の向上にも限界を感じていました。
TOEICで言えば、800点以上に点数が上がらないのです。

800点だなんてすごいって思うかもしれません。
でも全くしゃべれなかったんです。

私は当時、
相変わらず学校で教わった通りのやり方で英語の勉強を続けていました。

しかし、それだと、スコアが上がらないこともそうなのですが、
どうやっても英語を話したり、聞いたりするという
コミュニケーションがスムーズにいかないのです。

教えている生徒さんがなかなか英語ができるようにならないということと、
自分自身の英語が伸びない、ということには共通点があることに、
ようやく気づいたのは数年前のことです。

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