瞬間英作文が役に立つ場合

リズムで英語をマスターする!なみのリズムのアサコです。

今回は、日本語を英文に直すという形式の瞬間英作文を、トレーニングしておいた方がいい場合について述べていきます。

日本語から英語に直すタイプの瞬間英作文は、私個人としては、英会話の学習法としてはオススメしていないのですが(その理由は、記事「瞬間英作文は効果がある」と思っていませんか?で書いています)、それでも、瞬間英作文が英語力の向上に生かせる部分はあります。

例えば、文法学習を特に苦にしない人であれば、瞬間英作文の練習は、英会話への橋渡しになります。また、学校などの試験対策として、成績を上げるために有効に活用できます。

この記事では、日本語→英語式の瞬間英作文を勉強した方がいい場合について述べていきます。

 

瞬間英作文による学習が有効な人は?

①英会話への足掛かりをつくるために、英文法の基礎を固めたいという人(ただし、文法学習に苦がない人限定。)

日本語を介して文法を勉強することに特に苦を感じない人であれば、最初の基礎固めとして、瞬間英作文はオススメです。

例えば、中学1年生で習う文法であっても、多くの人が引っかかりやすいのが、疑問文なんですね。疑問文を自由自在に作るためには、練習が必要なんです。

そしてこれができないと、高校の英文法を身に付けるのが難しかったりします。なので、簡単な英文をすらすらと言えるようにしておくことは、より複雑な文を作ったり、英会話をスムーズにするためのいい足掛かりになります。

さて、現段階の文法力のチェックをかねて、次の日本語からさっと英文を作ってみてください。

1.これは何ですか?
2.あなたは先生ですか?
3.彼は猫が好きですか?
4.あなたは昨日誰に会いましたか?
5.誰が昨日あなたに会ったのですか?
6.彼らは何冊の本を持っていますか?
7.誰がこの部屋を掃除しているのですか?
8.彼はなぜ先週のミーティングに来なかったのですか?
9.彼が何の音楽が好きなのか知っていますか?
10.彼女がどこに住んでいるのか私にはわかりません。

※解答は、この記事の最後にあります。

この英文がスラスラいえる人は、英会話の基礎力があるはずです。

そうではない場合、多くの人が、4あたりから苦しくなってくると思います。時間をかければ正しく解答できても、さっと言おうとすると間違えたり、つっかえつっかえになったり。でも、これらは、中学校3年生までで習う例文なんです。なので、このあたりがおぼつかないということは、基礎が危ういということです。

ただ、高校3年生でも、4と5の区別がつかない人は結構います。このあたりの日本語で混乱するようだったら、英訳式の瞬間英作文はやめておいた方がいいかもしれません…!学習途中でつまずく可能性が大きいからです。

そういう場合は、代わりにカランメソッドの受講をオススメします。カランメソッドは日本語を介さないので、「日本語を訳す」という作業が省ける分、英文をつくるのが楽になるはずです。カランメソッドについては、こちらの記事に詳しく書いているので、関心があればお読みください。

上達してないかもと思ったら…カランメソッドで効果を出すために

4や5の日本文のちがいに、「特に混乱しない、大丈夫だ」という人であれば、瞬間英作文を練習するのは効果があると思います。そういう人は、まずは中学校3年生までに習う例文を完璧に言えるようにしておきましょう。

ただし、その先は、英語の発想をいかに身に付けるかが、英語上達のカギになってきます。たくさん英文を読んで、英語らしい発想や表現を身に付けることを優先しましょう。

その上で、瞬間英作文をこなすとスムーズにいくはずです。

 

②試験対策として和文英訳が必要な人

さて、もうひとつ、日本語→英訳式の瞬間英作文をぜひやっておいた方がいいという場合。それは、試験対策などで和文英訳や英文和訳が求められる場合です。

こうした出題形式があるのは、中学校・高校の定期テストや模試、そして国公立大学の二次試験の英語です。

国公立大学では特に、日本語の記述力が求められます。こういう人は、瞬間英作文はむしろやっておいた方がいいです。

 

中学・高校の定期テストの点数を上げたい人

中学や高校の定期テストでは、必ず英文和訳があります。英文和訳以外にも、語句整序問題もよく出ます。例えば、こんな問題です。

私はそのニュースを聞いてびっくりした。
(surprised / the news / me ).

答えはThe news surprised me.ですが、「日本語には「聞いて」があるのに、英語にはそれにあたる単語がない!」と言って混乱する人がいます。

こういう理由で解答を間違えるのは、英語の発想が身に付いてないことが原因です。瞬間英作文をすることで、日本語と英語の表現の仕方のちがいのパターンがある程度わかってきます。

人によっては英語と日本語のちがいにますます混乱してしまう場合もあるので、万人にはお勧めしませんが、こうした違いに混乱しないのであれば、瞬間英作文をすることは、テスト対策に役に立ちます。

それから、進学校になると、長たらしい英文を日本語に訳させる問題が良く出ます。この問題を攻略するためには、日本語が長い瞬間英作文をやるといいでしょう。

日本語から英語に訳すというのが一番難しいですよね。これができるようになれば、逆の和訳は簡単にできるようになるはずです。

 

国公立大学を受ける人で、二次試験に英語がある人

大学にもよりますが、国公立の二次試験では、英文和訳・要約、部分抜粋など、とにかく日本語で英文の内容を書かせる問題が多いです。

こうした問題を採点する際、重視されるのが文法に正確に訳しているかどうかです。つまり、英語と日本語がどのように対応しているのかを細かく見るのです。大学は、英語力だけでなく、日本語の能力も見ているのです。なので、日本語の能力が必要とされる瞬間英作文が得意でないと、二次試験の英語でいい点を取るのは難しいのです。

瞬間英作文ができるようになると、日本語で解答を記述するスピードがぐっと上がります。なので、二次試験の過去問を解いてみて、「時間が足りない!」と感じている人は、ぜひ試してみるといいでしょう。

ただし、学校の試験で要求されるこの能力は、英会話ができるかどうかとはそこまで関係がありません(この場合の「英会話」とは、相手とのスムーズなコミュニケーション、意志疎通のことです)。

試験対策として、和訳が必要なら瞬間英作文はやったほうがいいですが、必要がないのなら、無理して瞬間英作文はやらなくてもいいんじゃないかなと思います。

同じように日本語を使うなら、フレーズリーディング、もしくはスラッシュ・リーディングで練習していく方が、英語の語順が身に付くので、上達が早いと思います。

英語には学習法がいろいろあります。目的に合わせて、賢く選びましょう!

英作文の練習については、こちらの記事もご覧ください。
高校の先生は教えてくれない?英作文のコツと本質的勉強法

フレーズ・リーディング(スラッシュ・リーディング)についてはこちら
効果バッチリ★スラッシュ・リーディングによる音読

※↑はリスニングの上達法として書いた記事ですが、英語の語順を身に付けるのに有効なので、スピーキング、英作文全般の上達に効果があります。

 

上記の解答

1.What’s this?
2.Are you a teacher?
3.Does he like cats?
4.Who did you meet yesterday?
5.Who met you yesterday?
6.How many books do they have?
7.Who cleans this room?
8.Why was he absent from the meeting last week?
9.What kind of music does he like?
10.I don’t know where she lives.