英検1級対策!合格のための勉強法とその秘訣とは?

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なみのリズムのアサコです。

英検1級の過去問を見て「難しい!」と感じてはいませんか?

かくいう私も以前は「難しすぎる!」と感じていました。初めて過去問を見たときには正直、手も足も出なかったです。でも、順を追って学習していけば、英語力は必ず伸びるもの。英検準1級に合格してから約2年後、着実に勉強を重ねたことで見事合格することができました。

英検1級の難しさには2種類あると思います。

ひとつは、英語そのものが難しい。英文が長く、語彙が難解です。

もうひとつは、内容が難しい。読解の内容も難しいですが、それだけではないですよね。英作文やスピーチなどで「何を書くべきか/言うべきか」という部分が難しいのです。言い換えると、英語ができるだけではダメで、教養が必要だということです。

私は、この「教養」を身に付けることが、英検1級に合格するための最大の秘訣だと考えています(理由は以下で説明していきます)。そこで、この記事では英検1級合格に必要な教養をどう身に付けるかという話をしていきます。

英検1級合格について、筆記やリスニング・面接など、英語力を向上させるための対策を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

(2016年1月25日 読みやすいように一部修正・加筆しました)


目次
1. 英検1級の難しさは、英語だけにあるのではない
1-1. 英検とTOEICのちがいは教養力にある
2. 英検1級突破の秘訣は、時事問題に強くなること!
2-1. 一次の筆記試験は、時事の知識で解決!
2-2. 話す英語が拙くても、教養で乗り切れる!
3. 時事問題に弱い人はどうすればいいのか?
3-1. 時事の知識を仕入れよう
3-1-1. 大学入試の問題を解くのがオススメだよ
3-2. 自分の価値観を知っておこう
3-2-1. 自分の日常と結びつけて考えよう
3-2-2. 日々考える時間をつくり、ノートを作ってみよう
追記:いきなり難しい英文記事には挑戦しないように!
まとめ


1. 英検1級の難しさは、英語だけにあるのではない

英検1級はレベルが高いです。英語力を1級レベルにまで上げようと勉強するだけでも、結構大変です…。

アサコ先生
でも、先に述べたとおり、英検1級の難しさって英語だけの問題ではないんですよね。

 

「英検1級の難しさはその内容にある」と言いましたが、それを理解するために、TOEICと英検のちがいを比較してみましょう。

 

1-1. 英検とTOEICのちがいは教養力にある

TOEICでは900点越えをしているけれど、英検1級にはなかなか受からないという人がいます。TOEIC900越えするということは、間違いなく英語力は高いはずですよね。なぜ英検1級は受からないのでしょうか。

英検は、学問的な要素の強い試験です。実際に問題では、環境・社会問題、歴史や科学など、時事的な事柄などに焦点を当てられることが多いです。

一方、TOEICはビジネス英語。日常的なビジネスメールのやり取り、会社のホームページやイベント案内などが読解問題の題材になっています。ある分野に詳しいかどうかで試験に有利となることがないよう、配慮されて問題が作られています。

なので、TOEICの問題を解くのに、何かの背景知識は必要ありません。もちろん、ビジネス英語なので、大学生よりも仕事をしている社会人の方が内容を推測しやすいことはあります。けれどもそれを除けば、英文自体混み入ったものではないので、掘り下げた読解力は必要とされません。

英検では、時事的な知識がある程度必要とされます。また、英文そのものも難易度が高いため、かなりの読解力が必要とされます。更に、自分の意見を明確に述べるだけの論理能力も不可欠です。

時事問題とは、辞書の定義を借りますと「近年に起きた政治、経済、国際、社会一般における事象の総称」のことです。

英語を勉強している人の中には、英語力はあっても、時事問題に苦手意識を持つ人が結構います。社会や政治のニュースなどに特に関心があまりないという感じかもしれません。

日本語でも、関心のないテーマの記事を読むのは面倒なもの。英文となるとなおさらですよね。なので、時事に苦手を感じる人たちにとっては、英検1級はちょっと厄介な試験なのではないでしょうか。

 

2. 英検1級突破の秘訣は、時事問題に強くなること!

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そこで、英検1級突破のためには、時事問題に強くなることが最大の秘訣です。

1次試験では、読解問題だけでなく、英作文を書かなければなりません。また、2次試験では、2分間のスピーチを行い、面接官との質疑応答をこなさなければなりません。これらのどれもが時事問題に焦点を当てた問題です。

英作文の配点は、113点満点のうち、28点の配点です。つまり、全試験問題のうち、作文だけでも約25%の配点を占めているわけです。

読解問題に関しては26点の配点です。読解問題の記事の内容は100%時事というわけではありませんが、それでも多く取り上げられる傾向にあります。そのことを踏まえれば、全体的には3分の1以上から半分近くの問題が時事に関するものだと言って差し支えないと思います。

 

2-1. 一次の筆記試験は、時事の知識で解決!

私が一次試験に受かったのは時事知識のおかげです。

私が受けたとき、読解問題で遺伝子組み換え食品をテーマとする問題が出ました。遺伝子組み換えのことについては本を読んだことがあり、背景知識のおかげで話の内容がよくわかるので、パーフェクトの点を取ることができました。

英作文では、「未成年の犯罪者は大人と同じ罰を受けるべきか」という問題が出ました。実際に家族がボランティアをしており、地域の少年犯罪者の更生保護の話をよく聞いていました。なので、すらすらと書きだすことができました。

一回目に一次試験を受けたときには、合格点まであと2点という僅差で一度落ちましたが、その4か月後に受けた2回目には、こうした背景知識のおかげで、合格点より5点上乗せして受かることができたんです。

英検1級の英文は難しいからこそ、背景知識があるかないかというのは大きな差になるんです

 

2-2. 話す英語が拙くても、教養で乗り切れる!

私が面接二次試験に合格することができたのも、時事知識のおかげです。

私は英語圏に留学したことがありません。だからと言ってしまえば言い訳でしかないのですが、私の話す英語は、そこまで流暢ではないです。

実際、二次試験の即興スピーチもお世辞にもうまくいったとは言えません。でも、話したいことはたくさんあり、つたないながらもそれを伝えることはできました。

アサコ先生
実は、そのおかげで受かったようなものなんです。

 

二次試験の結果としては、質疑応答の評価が一番高かったです。テーマは臓器移植についてだったのですが、臓器移植、普通は賛成する人が多いですよね。命は、助かったほうがいいに決まっていますから。

でも、私は(考え抜いた上で)反対なんです。臓器移植が普及していくと、途上国で子どもなどの臓器売買がまかり通っていきます。誰かの命が助かる可能性と同時に、お金がないことが原因で健康な誰かの臓器が売られていくわけです。そこには、お金があるかどうかによって、生きる価値のある人間とそうでない人間が生まれます。また現在、首から下をすべて移植する手術なども行われようとしていますが、そうなっていくと、将来的に人間のサイボーグ化が進んでいくことでしょう。長期的に見たときに、それは果たして人間に幸福をもたらすのかどうか、私にはよくわかりません。

それがおそらく面接官の興味を引いたのでしょう。つたないながらも、私が話す内容に興味を持ってくださり、会話はスムーズに進みました。そのおかげで合格することができたんです。

英検1級を受ける人の中には、帰国子女やハーフの人も少なくありません。どんなに練習したとしても、英語の流暢さでは、帰国子女の人たちには絶対かなわないですよね。

でも、考えてみてください。

きれいな英語を話すけれど、中身のない英語を話す人。
きれいな英語は話せないけれど、話題が面白い人。

どちらの人と話をしたいかと言えば、やっぱり後者だと思うのです。

きれいな英語を話せてかつ面白いことを言えれば一番いいのですが、日本国内で英語を勉強していると、なかなかそういうわけにもいきません…。

でも、何を話すべきか、内容についてだったら、いくらでも磨きをかけることはできます!

 

3. 時事問題に弱い人はどうすればいいのか?

時事問題に強くなると言っても、何をすればいいのかわからない。でも英検1級にはどうしても受かりたい。そんな人はどうすればいいのでしょうか?

具体的なステップは2つあります。

まずひとつめは時事の知識を多く仕入れておくこと。そして2つめは、自分の価値観を知っておくことです。

まずはひとつめから説明していきます。

 

3-1. 時事の知識を仕入れよう

時事の知識を仕入れるためにはどうすればいいか。

真っ先に思い浮かぶのは英検1級の過去問を解くということですが、それだと数が限られています。そこで、大学入試の問題にも目を通すことをオススメします。

 

3-1-1. 大学入試の問題を解くのがオススメだよ


英検の問題は、大学入試の問題と相性が良いです

相性がいいというのは、大学入試でよく出題されるようなテーマは英検の問題にも出やすいということ。どちらも学問的な要素を重視しているからです。

そこで、難関大学の入試問題を片っ端から読んでいくことをオススメします。以下は、そのためのオススメの問題集です。


追記ですが、問題に目を通す際、使えそうな表現はぜひともノートにストックしておきましょう。時間のある時にそのノートを見直し、書いたり音読しておけば、それがそのまま英作文対策とスピーチ対策になります。

 

3-1-2. 時事問題に強くなるためにオススメの雑誌など

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時事問題に強くなるには、日々ニュースなどにも目を通しておくことが大事です。でも、ネットのニュースだと、掘り下げた視点で書かれているような良質の記事を探すのが面倒だったりします。

そこで、良質な記事を掲載している、私のオススメのメディアを紹介します。

●クーリエ・ジャポン

主にビジネスマン向けの雑誌です。世界各国のメディアからよりすぐりの記事を集めて、特集を組んでいます。ビジネスに役に立つための仕事術は役に立ちますし、これから社会がどこに向かっていくのかなど、斬新な視点が参考になりますよ。何より、面白いです!

クーリエ・ジャポン

●ビッグ・イシュー

ホームレスの人たちに仕事を与えることで自立を促すことを目的として作られている雑誌。有名人のインタビュー記事のほか、社会起業や環境問題、科学など、面白い切り口で特集が組まれています。

ホームレスの方が売っているため、販売場所が限られていますが、都市部であれば大体売られています。バックナンバーであれば、サイトから購入することもできます。

ビッグ・イシュー

●レアジョブのDaily news article

オ ンライン英会話のレアジョブでは、英会話の教材として、Daily news articleが用意されています。毎日1つ記事がアップされる上、リスニング音声もついているので、耳から勉強できるのがいいですね。記事は短く、読みやすい英文で書かれているのでとっつきやすいですし、中身も結構面白い記事が多いです。

ちなみに、会員でなくても、ウエブサイトから記事を読むことができますよ!

http://rarejobdailynewsarticle.blogspot.jp/

 

●そのほか

あと、話題になっている新書などを時々読むのもオススメです。最近で言うと、『英語化は愚民化』など。英語勉強してると、気になりますよね。「愚民化」って^^;

読んでみると、いろいろと考えさせられる内容でした。

言語の問題というのは、実は政治とも結びついています。英語を勉強している人なら誰でも英語には関心があるはず。そこから、英語教育の問題点などにも目を向 けることはできるのではないでしょうか。そうしたところから、こうした時事的な問題に入っていくといいかもしれませんね。

3-2. 自分の価値観を知っておこう

大学入試の問題やニュース記事などで時事知識を手に入れた後は、自分の意見をどう構築するかというところが問題になります。

そこで大事になるのが、自分の価値観を知っておくということ。

と言っても、価値観なんてよくわからないし、自分の意見を言うのが苦手という人もいるかもしれません。

実は、私自身、政治などの時事問題にすごく強いというわけではありません。経済は苦手ですし、政治の仕組みを覚えるのも苦手。歴史については物覚えが悪く、高校の日本史や世界史の成績も、お世辞にもよかったとは言えません…。

ただ、それでも、昔からいろんな問題に関心を持ち、積極的にいろんな本を読み、知識を得てきました。その原動力になったのは、「なんでだろう?」とか「自分だったらどうするだろう?」という探求心です。

 

3-2-1. 自分の日常と結びつけて考えよう

 

アサコ先生
時事問題というのは、割と私たちの日常の出来事と結びついています。

臓器移植だって、自分がドナーになるかどうか、決める権利を持っています。自分の家族が病気になれば、嫌でも考えざるを得ない状況に直面する可能性はあるわけです。

原発が嫌だなあと思えば、じゃあ代替エネルギーは何がいいのかと考えるきっかけになります。

欧州の難民問題。日本は島国だからいいけれど、もしこの話が日本にも来たら…。外国人が一気に押し寄せてきたら、自分はどう感じるか、など。

日常ふと耳にするニュース。ニュースを聞いて、何か違和感を感じたり、自分の中で感情が動いたりすることは、誰にでもよくあると思います。

そのとき、それを放っておかず、ちょっと考える時間を持ってみるんです。自分は今のニュースを聞いて、なんで嫌だと思ったのかなとか、どこが気になったのかなとか。遠くの出来事だと思わず、自分の日常と結びつけて考えるようにするんですね。

そこを探っていくことで、自分が無意識に持っている価値観を掘り下げていくことができます。

自分の価値観がわかってくると、英作文で自分の意見も書けるようになりますし、二次試験で話す内容も見えてきます。

価値観を理解するためのポイントについては、以下の記事にも書いているのでぜひ読んでみてください。

 

3-2-2. 日々考える時間をつくり、ノートを作ってみよう

雑誌や記事を読み、気になった記事を切り抜き、ノートに貼り付けるかはさんでおくのもオススメです。そして、その記事に対する自分なりの意見を500字程度で書く習慣をつけるようにします。

最初は日本語でもOKです。日本語で書くのに慣れてきたら、英語で書いていきましょう。

ただ、英語で書くには英語の表現をたくさん知らないといけません。そこで、先にも述べたとおり、時事知識を仕入れる段階で、英語の表現をノートにストックしていくと、手間が省けて一石二鳥になります。

 

追記:いきなり難しい英文記事には挑戦しないように!

読解問題対策の追記となりますが、英検1級対策というと、TIMEやThe Economistを読んでいる方も多いようです。が、私はこれらの雑誌を全く読んでいません…(すみません汗)。

というのも、雑誌って定期購読すると、大抵忙しくて、読み切らないうちに次の号が来てしまうんです。そしてだんだんたまっていって、読むのが嫌になってしまうのですよね。

よほど能力のある人か、時間がある人ならいいのでしょうけど、私はダメでした…。 語句の解説が載っていて、比較的易しい英文で書かれている、The Japan Times STすら、続かなかった人なんです。本当、ダメダメでしょう?^^;

アサコ先生
それでも受かります。ちょっと安心しましたか?

私がリーディング能力を伸ばしたのは、TIMEなどの購読ではなく、別の方法でした。それについてはこちらの記事に書いているので、読んでみてください。

時事に明るくないうちからこうした雑誌を読むと、挫折する人も多いかもしれません。その場合は、まずは上で挙げた大学受験生用の問題集や日本語の雑誌を使って、いろんな知識を仕入れておきましょう。

時には、日本語で知識を手に入れる方が早かったりもします。また、難関大学の入試問題は、ネイティブ・スピーカーが読む雑誌から抜粋しているものも多いです。解説があるので、EconomistやTIMEを読むための力を養う架け橋となります。

さて、英検1級を目指すためにはもちろん、英語力のそのものの底上げも大事です。

筆記対策については上の記事で書いていますが、二次試験のスピーキング対策については、こちらの記事で紹介しています。ぜひ読んでみてください。

 

まとめ

  • 英検1級合格の秘訣は、時事問題に明るくなること
  • スピーキングが流暢でなくても、話す内容があれば合格できる
  • 日常の問題と、時事的な問題を結び付けて考えるようにしよう
  • いきなり英文雑誌ではなく、まずは日本語で記事を読もう
  • 気になった記事を切り抜いて、日本語で自分の意見を書いてみよう
  • 日本語で書くことに慣れてきたら、英語で書いてみよう
  • 英語で記事を読み、英語の表現をストックしていくと早い

 

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