英検1級に合格するまでに私が行った勉強法~二次試験・面接編②~

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この記事では、英検1級二次試験の面接に向けてどう勉強するかについて、私の経験からポイントをまとめています。

前回の記事では、二次試験のために必要な学習ポイントの説明、それから、どのようにスピーキング練習をしたらいいのかについてお話ししました。

はこちら。

今回の記事では、スピーチの中身、つまり何を言うべきかを考えるコツと、意見をどうすばやくまとめるかについてお話ししていきます。

英検1級一次筆記試験の対策法について知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

 

言うべき意見を持つためには?

英語をきれいに話せることも大事ですが、何を話すかということはもっと大事ですよね。

これは英語力というより、教養力。なので、テクニックですぐにどうこうできない部分です。

そして、この教養力が英検1級に合格できるかどうかに大きく関わってくるので、ぜひ普段から意識しておいてほしいところです。

時事問題に対する教養の話については、以下の記事にも書いているので、よろしければご覧ください。

 

日本人は自分の意見を言うことに慣れていない

日本人は往々にして、「自分の意見を言う」ことが苦手です。苦手というよりも「慣れていないだけ」と言ったほうが正確かもしれません。というのも、日本社会では伝統的に、自分の意見を持つことは重視されていないからです。

「出る杭は打たれる」と言われる通り、日本では集団の調和を大事にします。

集団の調和を保つためには、自分の意見はむしろ言わない方がいいわけですね。

なので、すぐに言えないのは当然!

でも、英語圏では逆です。自分の意見をきちんと言えないと「自立した大人」とはみなされません。それが英検でも試されているわけですね。

このあたりの比較文化についての話は、以下の記事に書いてあるので、よかったら読んでみてください。

 

自分なりの意見を言うためのポイントは2つ

ある程度まとまった意見を言えるようにしておくことは、英検1級の二次試験だけではなく、英会話そのものにおいて重要です。

その理由は、日本語による会話の仕方と、英語による会話の仕方の違いにあります。両者の違いについて知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

ということで、2次試験に向けてバッチリ勉強することは、そのまま英会話の練習にもなるので、頑張りたいところですね^^

さて、自分なりの意見を持つという点において、テクニックではどうにもならないとは言っても、手掛かりになる切り口はあります。

ポイントは2つ。

ひとつは、常識を疑う癖をつけること

もうひとつは、大まかに自分の価値観を知っておくことです。

 

常識を疑う癖をつけよう!

常識を疑ようにすると、思考が深まり、いろんな問題に対しての視野が広がります。

結果、エッジの立った自分らしい意見を言うことができるようになります

例えば、人を殺すことは悪いことですよね。

普通は「人を殺すことは悪いこと。そんなの当たり前じゃん!」で話は終わります^^;でも、自分らしい意見を言うためには、ここで終わってはなりません。

なぜ「人を殺すことは悪いことなのか?」を考えるのです。

ここで自分なりの答えを出すことができると、死刑制度の是非や、安楽死の是非といったテーマが出てきたときにも、スムーズに回答することができます。

また、環境を守ることは大事なことですよね。

実際、「環境を守ろう」というと聞こえがいいです。これも、「そうだよね、大事だよね」で終わらせないようにします。

よくよく考えてみると、「『環境』って何を指しているのか?」ということについて疑問が出てきます。

自然のこと?生き物のこと?地球のこと??

でも、例えば、アメリカのイエローストーンで狼は牧場の害獣として駆除され絶滅してしまいました。
その後、天敵がいなくなった草食動物が増えすぎ公園内の草木が食べつくされ、生態系が大きく悪化したのです。
1995年に公園内に狼を再導入したところ、生態系のバランスが改善していき、現在は自然のバランスが非常によくなったそうです。参考動画「How Wolves Change Rivers 」。

牧場にとっての危険な害獣と生態系の救世主。

「この矛盾は何なんだ!!」といろいろ考えていくと、環境問題の本質というのは、人間が安全に暮らせるための環境を維持することだということがわかってきます。

その本質をとらえておけば、例えば、世界は環境問題に最善を尽くしていると思うか、とか、どのように環境問題に取り組むべきか、という問いに答えやすくなります。

いろいろ問いを立ててみて、自分なりの答えが出てきたら、ノートに書き留めておくようにしましょう!

 

自分の価値観を表す言葉をまとめておこう!

ディスカッションのトピックになるものは数多くあります。

たくさんある中のひとつひとつの問題に対して、「自分の意見は何なのか」といちいち考えていては時間がかかりますよね。

全部こなしていたら、モグラたたきになっちゃいます。もっとスマートにいきましょう。

そこで役に立つのがこれ。↓↓↓↓

自分の価値観に明確に言葉を与えておくこと

自分の価値観って、意外と意識していないことが多いんですよ^^;なんとなく賛成/反対だなというのは決められると思うんですけど、明確になぜ賛成/反対なのかって言えないですよね。

そこで、「まだ言葉になっていない自分の価値観」に言葉を与えておくのです。

ここを明確にしておくと、自分の意見がグーンと言いやすくなります!

では、自分の価値観を知るためのヒントを提示しますね。

次のテーマを眺めてみてください。

・英語を公用語化するべきか?
・外国から移民を受け入れるべきか?
・男性の育児についてどう思うか?

 

これらはどれもバラバラのトピックのように見えますが、大まかに共通していることがあります。

例えば、多様性を重視するか否かということ。

この判断軸があれば、自分の立場を決めやすくなります。

多様性を重視するというのは、考え方や暮らし方、生き方などのさまざまな違いが社会に存在することを認める、もしくは積極的に受け入れたいと考えることだと言えます。

もしこの立場に立つなら、英語の公用語化は認められないでしょう。

なぜかというと、英語が苦手な人にも英語の使用を強要することになるし、言語の画一化につながるからです。

移民も同じです。社会における多様性を認めるなら、移民を受け入れるべきだという意見になるはずです。

多様性を重視するなら、男性の育児も大いに賛成ということになります。男女の性別にかかわらず、子育てをしたい人ができるという選択肢があるべきだと考えるのは、多様性を認めることだからです。

 

もちろん、話はそんなに単純じゃないかもしれません。

「男性の育児については賛成だけど、移民については自国にあまり来てほしくない」という人もいると思います。

その場合は、そのギャップの部分に自分の思いや感情、価値観が大きく関わっています。つまり、大事なところなんです。

例えば、移民を受け入れたくないというのは、「仕事をとられるかもしれない」という恐れが大きくかかわっているからかもしれません。

ここを掘り下げていくことで、自分が無意識に大事だと思っていることが更にわかるようになります。

 

価値観が明確になれば、スピーチの組み立てが楽になる!

このように、自分の価値観を表す言葉をいくつか言えるようにしておくと、スピーチの組み立てがとても楽になります。

例えば、「私は英語の公用語化には反対です。なぜなら、私にとっては多様性が大事だからです。例えば…」というふうに。

 

最後に、参考文献をひとつ。

自分の価値観を知り、ある程度論点をとらえるのには、「カルチュラル・スタディーズへの招待」がオススメです。

哲学を扱ったものって、難解なものが多いので読むのが大変なんですけど、これは読みやすいです。いろんな論点を知ることができて、役に立ちます!^^

 

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英検1級一次筆記試験の対策法について知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

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