TOEICのリスニングスコアを上げたい!③Part4対策

Part4は、電話の留守番メッセージやイベントの宣伝、会議での伝達内容など、30秒ほどのアナウンスを聞いて問いに答える問題です。TOEICのリスニングの中で一番難しいパートです。

Part4Part3の会話文と異なり、1人の人がまとまった文章を読むので、音を聞き取る能力だけでなく、まとまった英文を読んで理解する能力=読解力と同じような、聴解力も必要になります。

Part4が得点できない理由はいろいろあげられます。

まず、Part1~3と共通しますが、そもそも英語の音を聞き取る能力が弱いということがひとつ考えられます。もしくは、Part13はそこそこ得点できるけれど、Part4が苦手であるというのなら、読解力を上げることがひとつの解決策になる可能性があります。

また、もしあなたが高校生や大学生で、仕事をした経験がないのなら、それもPart4を解くにあたって、不利な点になっているかもしれません。実際に仕事をしたことがあれば簡単に想像しうる内容でも、働いたことがないと、状況を想像しづらいことがあるからです。

これはリーディングパートのPart67の対策についても同じことが言えます。

こうしたことを踏まえて、聞き取り能力を上げるためにはどうしたらいいかをお伝えしていきます。

 

音は聞き取れるけど、意味が理解できないという場合

以前、カナダに1年間交換留学をしていたという高校生にTOEIC対策を指導したことがあります。その子は留学して英語に耳が慣れていたのでしょう、音の聞き取り能力は長けていました。

実際に、Part1からPart3まで問題を解いてもらうと、8割程度は解けていたのです。けれども、Part4になると、正解率は半分程度にまで落ちてしまいました。

これは何を表しているのでしょうか?

音は聞き取れているけれども、理解はできていないということですよね。彼女はまだ高校生。まだ働いたことがないので、ビジネスシーンを想像しづらかったのだと思います。

もちろん、Part3もビジネスシーンの会話が多いです。けれども、会話文は、比較的短い英文で成り立っている上、それぞれのやりとりの間に少しポーズがあるので、推測がしやすいです。しかし、1人の人が続けて読むアナウンス文だと、このような要素がないので、会話文に比べて理解がやや難しくなります。

一方、社会人の方にTOEIC対策指導をすると、自分が仕事で経験したことのある場面と似たような文脈が現れると、英語力がそれほどなくても得点できることが結構あります。

TOEICは英検と異なり、問題を解くのに特に背景知識は必要ありません。しかしそれでも、自分が出会ったことのない場面だと、想像もしづらく、それがスコアに反映されてしまう場合もあります。

では、このような場合、どうしたらいいのでしょうか。

 

想像力を駆使する、もしくは実際に経験した上で英文を読む

ひとつには、想像力を駆使して英文を読む、またはそれを実際に経験してみるということがあげられます。

問題文として表面的に英文を読んだだけでは、実は英文が表す状況は理解できていない場合が多々あります。英文を読んだだけで理解したつもりになってしまっては片手落ちです。

例えば、ソフトウエアをパソコンにインストールする手順について説明した英文がアナウンスされるとします。普段、このような手順を踏んだことのある人にとっては内容を理解することは簡単でしょうが、そうでない人にとっては何のことを言っているのかわからないかもしれません。

その場合は、実際にどのような手順なのかを、想像力を駆使しながら英文を読んでみましょう。もしくは、自分でもソフトウェアをインストールしてみるのです。インストール手順を説明した動画を見てみるのもいいでしょう。見慣れない用語が出てきたら、その用語について調べてみるのもいいでしょう。

そして、その上で英文を読む練習をしてみるのです。こうすると、理解度が全然違ってきます。

「面倒だな」と思う人もいるかもしれませんが、このプロセスがとても大切なんです。

考えてみてください。学生時代にテスト対策で一生懸命覚えた知識を、今はもう覚えていないのはなぜなのでしょうか?

そこには、「臨場感」が伴っていないからです。臨場感なく覚えた知識はすぐに忘れるし、役に立ちません。知識を役に立つものにするためには、実経験、もしくは頭の中のバーチャル経験が必要なのです。

 

 

聴解力を上げるためには音読筆写が有効!

さて、もうひとつ、聴解力を上げるために有効なひとつの方法をお伝えします。それは、「音読筆写」です。

「音読筆写」というのは、英文を丁寧に精読し、語彙、文法などを理解した上で、読みながら英文を書き写していく学習法のことを言います。

文章というのは大抵、型もしくはパターンでできています。このパターンを習得することが音読筆写の目的です。パターンが理解できると、英文を聞いて理解することが容易になります。先がある程度推測できるからです。

例えば、会社の留守電メッセージであれば、最初に会社の名前と「お電話ありがとうございます」という言葉が述べられるはずです。そして次に、電話をかけてきた人への対応として、例えば、留守番ダイヤルの案内、そして大抵最後には会社の営業時間が述べられますよね。

このように、英文の構成パターンを理解し、全体像が把握できれば、聞き取りも楽になります。

日本語の場合も、手紙やメールの書き方など、人が書いた文章をお手本に、真似をして書いていくことで、文章を上達させてきたはずです。これもパターンの習得ですよね。

真似して実際に書いてみることで、文章がよりよく理解できるようになるんです。

TOEICのリスニングPart4問題を使って、是非音読筆写をやってみてください。

(音読筆写の具体的なやり方についてはこちら)

 

読解力はあるけど、音の聞き取りができないという場合

さて、これまでとは逆に、読解力はあるが聞き取れないという方もいると思います。

スクリプトを見れば解答は簡単にできるのに…という場合ですね。この場合は、音の聞き取りができていないか、理解スピードが遅いことが原因として考えられます。

このサイトではさんざん書いておりますが、音の聞き取り能力を身に付けるためには、リズムの習得と発音の変化の理解が不可欠です。その際に有効なのは、リズム音読です。

音の聞き取り能力を上げる方法については、こちらの記事をご覧ください。
英語リスニングの悩みを解決!リズム音読とは?

理解スピードを上げるためには、音読の記事をご参照ください。
効果バッチリ★スラッシュ・リーディングによる音読

 

まとめ

Part4対策…音の聞き取りはできるが理解が難しいという場合
→①想像力を駆使&実経験を踏まえて英文を読む練習をしよう
→②英文の構成パターンを習得するために、音読筆写をやってみよう

音の聞き取りができない、もしくは理解スピードが遅い場合
→リズム音読および、スラッシュ・リーディング式音読をやってみよう

 

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