読み書きはできるけど、リスニングができない…

 

ここでは、読み書きはある程度できるけれど、リスニングが苦手…という人のために、英語の音の聞き取り力をUPさせる方法をお伝えしていきます。

 

リスニングができないのは当然?


今から約10年ほど前に高校入試やセンター試験にリスニングテストが導入されたおかげで、学校の授業でもリスニングが大分取り上げられるようになりました。教科書にも音の変化についての記述が掲載されるようになりましたし、リスニング教材も随分と増えました。その意味で、一昔と比べれば、コミュニケーションのツールとしての英語学習の在り方は大分進歩したと言えます。

しかしそれでも、発音やその変化について学校で詳しく習うことはほとんどなく、また、スピーキング能力や発音の良しあしも成績に全く反映されないため、一般的に言って、リスニングを含む英語の音声面の学習は、学校の授業だけでは、かなりのところ不十分であると言わざるを得ません。

更に、リスニングテスト導入以前に学生だった人たちは、学校でそもそもリスニングをほぼ学習していないため、英文法や語彙の知識がたとえあったとしても、リスニングに関してはほとんどの人が初心者であると言って差し支えないと思います。私より上の世代の人たちは発音記号を習うことが必修でしたが、私の世代(1981年生まれ)では、発音記号すら習うこともありませんでした。まさにリスニング・ガラパゴス世代です^^;

「リスニングが苦手だ…」という思いでこのページにきた方は、こう考えてみてください。

リスニングが苦手なのではなくて、そもそも学問としてきちんと学んできていないのだから、できなくて当然なのだ」と。

一般に、「リスニングは習うより慣れろ」の世界なのですが、大学の英文科や英語学科では学問としてきちんと英語の音声を学びます。音声学です。文法や読解を理論として学ぶのと同じように、リスニングも学問としてきちんと学習すれば、道は必ず開けます。

このページでは、対策の前に、なぜ英語の音が聞き取れないのか、その原因を解説していきます。原因がわかれば対策もできるからです。

なんで英語の音が聞き取れないの?

なぜ英語の音を聞き取ることができないのか。よく言われるように、ひとつの原因として発音があげられます。英語には、日本語にない音がたくさんあります。たとえば、英語の音にはカタカナ表記で「ア」と表記できるものが3つあります。また、日本人は、LとRの聞き分けができないことでも有名ですよね。だから、聞き取れないのだと。そう思っている人は多いと思います。

「英語が聞き取れないのは発音のせい

しかし、これは半分当たっていて、半分間違っています!

発音だけが聞き取れない原因なら、発音を習得しさえすれば、英語はすべて聞き取れるようになるはずですよね。しかし、事はそう簡単ではありません。

発音は変化するからです。

英語教材などのはっきり・丁寧に発音された英語ですら、多くの日本人がすべてを聞き取ることができませんが、たとえそれが聞けるようになったとしても、映画やドラマの英語を聞き取るのは更に難しいものがあります。これは、カジュアルな英語になればなるほど、発音が変化するからです。

例えば、I found him.は、「アイファウンドヒム」じゃなくて、「アィファウンドゥ(ム)」と発音されることがあります。himがとても弱く発音される結果、himの発音が全く変わってしまうのです。結果、himが聞こえなくなってしまいます。このような音の変化を知らず、himは「ヒム」と読まれるのだと思い込んでいては、いつまで経っても聞き取ることはできません。このような例が実に多いのです。

このように、発音の変化に対応できていないことが多くの場合、英語を聞き取ることができない原因になっています。

学校で発音を習ったことがあるとしても、英語の発音がどのように変化するのかはほとんど習いません。だから、聞き取れなくて当然なんです!

ですから、発音を学ぶことも大事ですが、それ以上に、発音がどのように変化するのかを学ぶことが、英語の音の聞き取り力を向上させる近道になります


発音変化のルール


では、英語の発音はどのように変化するのでしょうか。

発音変化のルールは、実にたくさんあります。たとえば、アメリカ発音におけるT脱落のルール。internetのtの音が落ちて、inernet「イナネット」のように発音されたり、centerのtが落ちて、cener「セナー」と発音されたりすることがあります。

また、リエゾン(リンキング)のルールもあります。たとえば、a lot ofが「アラタブ」と発音されたり、figure it outが「フィギリアウ」のように発音されたりします。書かれている英文は単語ごとに空白があるので、私たちは読むときもついつい単語ごとに切って読んでしまいます。しかし、これがそもそもの誤りなのです。英語では、単語ごとに切って読むことは、ほとんどありません。例外は、強調するときだけです。大抵、単語と単語はつなげて読むのです。区切ってポーズを置くのは、文節、つまり意味のかたまりが区切れるときだけです。

先ほどのI found himのように、弱く読む場合にhが落ち、母音があいまい母音化するというルールもあります。このようなルールは、他の英語サイトで丁寧にまとめてあるサイトがたくさんありますので、気になる方は参照するといいでしょう。たとえばこのサイトでは、音の変化のルールをとても丁寧に解説してくれています。

でも、私はここでお伝えしたいんです。こうしたルールを最初から事細かに覚えるというのもひとつの方法です。でも、そうじゃない方法もあるよということをお伝えしたいのです。

そもそも、なぜ英語では発音が変化してしまうのでしょうか?それは、英語が強弱のリズムを持つ言語だからなんです!!!

発音の変化に対処する方法

英語の音声の最大の特徴は、その強弱のリズムにあります。

強いところはゆっくりとはっきりと読まれるので聞き取りやすいですが、弱いところは、弱く速く読まれるので、聞き取りが難しくなります。

英語の発音の変化が起きるのは、この弱く読まれる部分なのです。

I found him.
弱 強   弱

大抵の日本人はリズムを意識して英語を読んでいないので、弱リズムのところに全く意識がいきません

ですから、ますます聞き取れないという事態が起きます。

ですから、まずこの強弱リズムを意識することが、発音の変化に気づく最初の大きな一歩になるのです。そのための練習がリズム音読です。

リズムを意識して読むことができるようになると、どこで発音の変化が起きるかがわかるようになります。

そして、なぜ上に挙げたような発音の変化が起きるのかも、体でわかるようになります。

発音の変化は、何も適当に起こっているわけではありません。理由があるから起きています。

たとえば、Internetは3拍で読む単語です。「イン・ター・ネット」よりも、「イ・ナー・ネッ」と読んだ方が発音が楽です。リズムに合わせて読むと、このことが体感できます。

つまり、英語のリズムに合うように、読みやすいように、話しやすいように、発音しやすいように、発音の変化が起きているのです。

それを認識した上で発音の変化のルールを参照すれば、それはもう暗記ではなくなります。


こうした観点から英語の音の聞き取りをUPさせる教材を作りました。

それが「なみのリズム~リズム音読で英語リスニング・トレーニング」です。

他にはない視点で執筆した教材です。多くても20時間で発音変化のルールを根本から学べるようにデザインしました。

英語の音声学をベースにしていますが、類似本はほぼないと言ってよいでしょう。

よかったら使ってみてください。

英語のリズムに関して、他の観点から解説した無料講座もあります。

リズム音読の方法については、こちらでも無料で解説をしているのでぜひご覧ください。

テキスト版「無料講座『英語が聞き取れないなんてもう言わせない!」
音声版「無料講座『英語が聞き取れないなんてもう言わせない!」

全般的なリスニング学習についてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ^^

これさえおさえれば完璧!リスニング学習の全体像

 


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