これはやらない方がいい:英語力がUPしにくい勉強法まとめ

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こんにちは 🙂 リズムで英語をマスターする!
なみのリズムのアサコです。

「一生懸命英語を勉強しているのに、なんか伸びないなあ…」と思ったことはありませんか?

英語に限らず、勉強ってやみくもにやれば伸びるというものではありませんよね。

特に英語は、習得するまでに時間がとてもかかります。自分にとって合わない勉強をしていては、ますます時間はかかるどころか、遠回りになるばかりです。

そこで、この記事では、「英語でコミュニケーションをする」という目的を考えた際に、あまりやらない方がいい(でもよくありがちな)勉強法をまとめました。

 

母語干渉を引き起こしやすい学習法は避けよう!

以前の記事「知っておけば得!英語の習得が難しいと感じる理由は?」にて、英語が難しい理由は「母語干渉」にあること、英語力を伸ばすカギは母語干渉を引き起こしにくい学習を行うことである、ということを書きました。

私たちは母語が日本語であるため、外国語を学ぶときにも、日本語のルールの影響を強く受けがちです。つまり、日本語のルールと英語のルールとの間でこんがらがってしまうのです。

日本語訳を起点とした英語学習が多くの人にとって難しいのは、こうした理由によります。

時折、「英語は英語で学んだ方が速い」ということを聞くことがあると思いますが、これは、こうした母語干渉を防ぐことができるからです。

問題なのは、母語干渉を引き起こしやすい勉強法が世の中にはたくさんあるということです。

そこで今回は、そうした避けるべき勉強法についてお伝えしていきます。

こうした学習を行っていないかどうか、ぜひ確認して、見直してみてください^^

 

その① 英文をきれいな日本語に訳すという練習

伝統的な英語の授業の予習というのは、ノートに英文を写し、その英文の下に日本語訳を書く、というようなものですよね。

例えば、次のような感じです。


Cathy told me that she would stay home if it rained the next day.
キャシーは私に「明日雨が降ったら家にいるつもりだ」と言った。


こうした学習は学校の英語の授業では必ずやりますが、こうした練習は実は母語干渉を引き起こしやすいです。

なので、こうした学校英語が苦手だ…という人が多いのは、ある意味当然です。なので、学校英語ができなくても安心してください。「学校英語ができない=英語ができない」とは限らないということです。

そして、このような、英語を日本語に訳すという作業がうまくできるかどうかは、どちらかというと日本語の文章力の問題です。

学校の英語の授業では、伝統的に日本語の能力を重視してきたと思われます。

長い英文を、きれいな日本語に直す。
読んだ英文を、日本語で要約したり、説明をする。

そうした力が(特に国立の)大学受験で試されるため、学校での授業でも、そのような練習を重視せざるを得ません。

でも、大切なことは、「英語を使う能力」というのは、「英語を日本語に訳す能力」とは別物だということです。

本来、「英語をきれいな日本語に直す」という力が本当に必要なのは、翻訳者や通訳者になりたい人ぐらいではないでしょうか。

それ以外の人には、必要ないのです。

さすがに最近は、日本語偏重の問題は減少傾向にあり、英語の問題に英語で解答する問題、英語での出題に英作文で答える問題などが増えてきています。

このような問題をたくさん解くといいのです。日本語力を試す問題ではなく、英語を使えるかどうかを試す問題を重視して練習していきましょう。


結論:英語を使う能力と、英語を日本語に訳す能力は別物。
日本語訳ではなくて、英語を使えるようになることを重視した勉強をしていきましょう。

 

その② 文法の語句整序(言葉の並び替え)問題

「語句整序問題をひたすら解く」というのは、悪循環の勉強法のひとつです。

語句整序問題とは、例えば次のような問題です。


▼日本語に合うように英文を並び替えなさい。

キャシーは私に「明日雨が降ったら家にいるつもりだ」と言った。
Cathy told me that (home / rained / if / stay / would / it / day / the / she / next ).


これは、中学校や高校の文法のワークブックなどで、よく見る類の問題だと思います。

こうした問題そのものが悪いわけではないのですが、英語の語順感覚が身に付いてないうちにこうした問題ばかりを解くと、力がつくどころか、逆効果になることが多いです。

日本語と英語の語順の違いに、ますます混乱してしまうのです。

こうした問題が得意な方もいるかもしれません。文法が比較的得意な人です。でも、そういう人であっても、もしリスニングやスピーキング力をつけたいのなら、こういう問題は解かない方がいいです。

なぜかというと、こうした問題は、文法の知識があるかどうかを確認するのには役に立ちますが、話す力や頭から返り読みをせず、英文を理解していく力にはならないからです。

結論:文法が身に付いてないうちは、語句整序問題は解かない方がよい。
また、こうした問題を解くことは、話す力や聞く力の養成には直接つながらない。

 

その③ 英文を返り読みする

これもよく言われていることですが、英文を日本語の語順に従って、返り読みすることは絶対にNGです。

返り読みとは、次のような方法です。

Cathy told me that she would stay home if it rained the next day.
①  ⑦ ⑥           ⑤   ②   ④    ③

この数字の順番に、視点や指を動かしながら読んでいく方法です。これではまるでパズルですね。

中学レベルのやさしい、短い英文なら返り読みはできるのですが、高校レベルになると、返り読みはもはや通用しません。

少し長い英文になった場合に、返り読みをすると十中八九誤訳をします。もしくは、意味がわからなくなります。

こうした方法を続けていると、スピードが遅くなる上、リスニングができないなど、様々な点で英語力を伸ばすことが難しくなります。

 

①~③への対処法は?

こうした①~③の代わりとして有効な学習法が、スラッシュ(フレーズ)・リーディングによる音読です。

スラッシュ・リーディングによる音読をすることで、英語の語順を身に付けることができ、フレーズ単位での英語の直理解ができるようになります。

そうすると、英語の発想がだんだんとわかるようになってきますし、日本語と英語の間の語順の違いに混乱しないようになります。

英語の語順とフレーズ単位での理解が身に付くと、英語を聞く力や話す力の素地が養われます。

英語の語順が理解できれば、聞きながら、次に来る情報を推測できるようになりますよね。

また、英語を話す際、話しながら、文章を組み立てていくことができるようになります。

これは、和訳をする力とは別物なんです。

処方せん:日本語訳の練習、語句整序問題、返り読みは速攻やめる
→スラッシュ・リーディングによる音読で英語の語順感覚を身に付ける

スラッシュ・リーディングのやり方はこちらをどうぞ。

 

その④ 日本語を英文に訳すという練習

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学校英語の英作文の問題で時々、日本語の長文を訳せという問題があります。

例えば、次のような問題です。


次の文を訳しなさい。

「先月、古い友人をたずねる機会があった。実に10年ぶりだったが、彼女も私も全く変わらない。昔のことをおしゃべりしながら、しばし大学時代を振り返った。前に進むことも必要だが、時には立ち止まることも必要ではないか。昔の自分があって、今の自分がある。こういうことを確認しながら前に進んでいくことで、もっと自信を持って歩を進めることができる気がする。」


これも、大学入試でそうした問題が出題されるからこそ、行われている学習だと思います。

私は大学受験をする高校生を教えているので、仕方なく教えてはいるのですが、本音を言えば、本当はやってほしくない学習です。

というのも、こういった練習というのは、かなり高度な英語力を身に付けていないと、とてもじゃないですが、できないことなんです。

要は、難しすぎるんですね。

日本語の表現方法と、英語の表現方法はだいぶ違います。表現方法だけでなく、思考形式も違うのです。

例えば、日本語は冗長な上に、論理の飛躍がよくあります。また、主観的になりがちな言語です。

上の文で言えば、「しばし大学時代を振り返った」と、次の「前に進むことも必要だが」の文の間が、ちょっと飛躍していますね。唐突な感じですが、こうした書き方は、日本語では結構普通のことです。

一方、英語はシンプルさを好み、冗長な表現は避ける傾向にあります。また、論理の飛躍を許しません。自分の意見を述べるときは、客観性にかなり気を付けます。

したがって、上の日本語を英語に直すなら、なぜ「前に進むこと」が必要だと感じたのか、間をつくろう説明が必要になるでしょう。

こうしたことを知らないで和文英訳や自由英作文をすると、大抵めちゃくちゃな英文になります。

そこで、英作文に修正をかけても、日本語と英語のちがいをそもそも知らない高校生には、なぜ直されるのかが理解できません。

本格的に英作文を学習する場合においては、本来、こうした問題は解かずに、先に論理思考を学ぶべきなのです。

英語は論理思考に立脚する言語だからです。

欧米の人というのは、小さな頃からディスカッションやディベートの練習を学校で積み重ねてきているので、論理的思考に長けています。

でも、日本人である私たちは、こうしたトレーニングをあまり受けてきていません。国語の授業で少しはやりますが、量としてはとても少ないものです。

英語よりもまず先に、それを補う勉強をしなくてはならないのですね。

 

英作文への対処法

論理思考を学ぶのにいいのは、小論文を書くことです。英語の前にまず、日本語で論理的な文章を書けるようになる必要があります。日本語でできないことは、英語でもできないものです。

小論文を書く練習をして、小論文がそこそこ書けるようになってきたら、和文英訳の練習はせずに、自分の意見を英語で書く練習をするようにする、というやり方がオススメです。

ただ、人によっては、先に英語を学ぶことで、日本語で論理思考ができるようになるという場合もあります。

私としてはなじみ深い日本語でまず論理思考を学ぶことがオススメですが、英語が得意で、ある程度実力がある人は、英語を学ぶことで論理思考を学ぶというのもいいと思います。

英語の語順を身に付けるためには?

英語が使えるようになりたかったら、まずはスラッシュ・リーディングで英語の語順を身に付ける練習をしましょう。

英語の論理思考を身に付けるためには?

英語の論理思考についてさらに知るには、次の記事を参照してください。

また、論理的思考を学びながら英語のライティングが学べる素材としては、ミツイ直子さんの”The Complete Guide to English Writing”があります。かわいいイラスト入りで学びやすい、私のイチオシの教材です^^

The Complete Guide To English Writing :総合的な英語力UPへの近道!

ぜひ小論文と一緒に、勉強してみてくださいね。

 

★英語力UPのカギは、正しい学習方法とその順番を知ること。

多くの人が、何から勉強すればいいのかわからずに、非効率な英語学習を行っています。ネットで目に付いたよさそうな学習法に手を出しては、自分のレベルや状態に合わず、挫折してしまうということを繰り返しています。

私自身も、何から勉強していいのかわからないために、いろんな情報に惑わされた結果、英語を習得するまでに時間がかかってしまいました。

英語学習はただでさえ時間がかかります。そこに無駄な時間を費やすのは本当にもったいないことです。そこで、本当に必要な学習法を網羅したオーディオセミナーを作りました。これを聞けば、もう英語学習に迷うことはなくなります。よかったら聞いてみてくださいね。

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