英語は聞き流すだけで本当に聞けるようになるの?

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なみのリズムのアサコです。

英語がラクラク聞き取れたらどんなにいいことか!

これは、英語を学習している人みんなの夢ですよね♪

そこで、リスニングを勉強しよう!と思うわけですが…。リスニングの勉強方法って、いろいろあってわけわからなくないですか?^^;

音読とか、ディクテーション、リピーティング、シャドウイングなど。

「一体何をやったらいいのか?」というみなさんの役に立つよう、このサイトではいろんな学習方法について説明しています。

今回の記事では、英語の聞き流しについて説明していきますね。


目次

1. 英語を聞き流すことでリスニング能力は上がるのか?
2. 英語→日本語訳の音声を聞くことは効果があるか?
3. 英語の聞き流しが有効な場合
4.テキストを見ながら音声を聞くことのリスク
4-1. 私の失敗談^^;
まとめ


 

1. 英語を聞き流すことでリスニング能力は上がるのか?

リスニングの一番お手軽な学習法は、なんたって英語の聞き流しですよね。

実際、「聞いているだけで英語のリズムが身に付く!」とか、「ある日英語が突然聞こえるように!」という宣伝をときどき見かけます。

そんな夢をくだくようですが、「聞いているだけで英語が聞こえるようになる」というのは、現実ではなかなかないように思います。

もちろん、世の中には天才めいた人っているものです。聞いているだけで聞けるようになる人もいるにはいると思います。

ダンスでも、Youtubeを見て練習しただけで、マイケル・ジャクソンのように踊れてしまう神童の子っていますよね。誰に教わるでもなく、見るだけで、その通りの動きを再現できてしまうのです。でも、だからといって、「この動画を見れば、マイケル・ジャクソンのように踊れるようになります!」なんて宣伝をしてその動画を売ったりはしないと思います^^;動画はただの動画ですから。

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でも、リスニング教材ではそれがまかり通ってしまう。英語が収録されている音声さえ聞いていれば、聞き取れるようになると言われると、なぜか信じたくなってしまうのですね。何万人とその教材を買って学習する人がいれば、そのうちの何人かは、「聞いているだけでリスニングを習得してしまった」という、そういう「天才」がいてもおかしくありません。

英語を聞き流すだけでリスニングができるようになるというのは、ダンスの動画を見るだけで自動的にその動きが理解できるのと同じ理屈ではないでしょうか。実際にそのような人がいる限りは、その宣伝自体は嘘とは言えないと思います。でも、ちょっと考えてみれば、それは多くの人にとって現実的でないことがわかると思います。

では、英語だけでなく、日本語訳と一緒に収録されている英語音声を聞いた場合はどうでしょうか。

 

2. 英語→日本語訳の音声を聞くことは効果があるか?

リスニング教材の中には、英文が収録されており、そのあとに日本語訳が流れるというタイプのものがあります。これならテキストを見ずに、耳だけで聞いて日本語訳も理解できるので、勉強としてはお手軽ですね。

私は、この方法も効果があるとは言えないと思います。このタイプの教材を手に取るのは初心者が多いと思いますが、そもそも初心者は英語の音を聞き取ることに慣れていません。また、文法が頭に入っていないので、英語を英語の語順でとらえる力がありません。

このような状況で、「①英語音声 ②日本語訳」の音声を聞いても、英文が全く頭に残らないのです。聞こえてくる音、理解できる部分は日本語訳だけ。なので、繰り返し聞いても、頭にはほとんど日本語しか残らないという状況になってしまうはずです。これでは肝心の英語を覚えるのが大変です。

アサコ先生
もちろん、「特別耳のいい人」は例外です^^;

そうでない人は、英語がどうにかして聞き取れるようになるまで、ひたすら英語を聞き続けなければなりません。でも、これは時間がかかって、効率が悪いです。

英語の音そのものに慣れることはもちろん大事です。でも、英語の音がどのように成り立っているのかを知ることから始めると早いのです。このような教材だけをこなすのではなく、発音を学んだり、リズムを並行して学びながら学習を進めていきましょう。

初心者がリスニングを勉強するには何から始めたらいいかについては、下記の記事に書いてあるので、ぜひ読んでみてください。

 

3.英語の聞き流しが有効な場合

英語の聴き流しが効果を発揮するのは、実は英語の上級者です。

上級者は英語の音を聞き取ることができますし、文法・語彙がしっかり身に付いているので、耳だけで大方の意味をとらえることができます。このような状況なら、知らない単語が出てきても文脈から推測することができます。また、聞こえない音があったとしても、何回か聞けば聞き取ることができる場合も多いです。ですから、聞き流すだけでも十分な勉強になるのです。

ただし、例外もあります。小さい頃に海外に住んでいて、英語の音はバッチリ聞き取れるという人がたまに存在します。英文法はきちんと習っていないけれど、音として聞き取れるので、何を言っているかなんとなくわかるという人たちです。こういう人たちであれば、耳で英文を覚えられるので、上級者でなくとも、英語の聴き流しは効果があるだろうと推測できます。

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もうひとつ例外があります。それはある程度の量を集中してこなした場合です。たとえば英語圏で生活する場合、(当たり前ですが)毎日が英語になります。英語で理解することができなければ、生活に支障をきたしてしまいます。なので、こうした状況で英語を聞く場合はとても集中しますし、真剣にならざるをえません。日本の自宅でゆるりと教材で英語を聞き流すのとは状況が全く違います。このような切迫した状況で、ある一定以上英語に触れた場合なら、それが見た目聞き流しであっても、リスニング力が劇的に向上することは理解できますよね。

海外に進出した日本人アスリートの中には、英会話をマスターしている人も多いですね。それは、ここに秘密があるのではないでしょうか。脳というのは、生き延びるために必要なことはなんだって学習してしまうものです。逆に、生きるために必要のないことは、脳は進んでは学習しようとはしません。だから、国内でリスニング力を改善しようと思った場合、受身な勉強である聞き流しは、あまり効果が望めないのです。

 

4.テキストを見ながら音声を聞くことのリスク

英語の聞き流しの勉強のひとつとして、テキストを見ながら音声を聞くというやり方があります。ここでは、そのリスクについてお話します。

英語の音を聞き取る能力が身に付いていない状況でこの勉強をした場合、効果はほとんど見込めません。なぜかというと、脳が英語の音を日本語の音に自動変換してしまうからです。つまり、英語の音を日本語の音で代用してしまうのです。

例えば、英語の母音には、カタカナで表記した場合に「ア」と表記できる音が3つあります。英語では明確な区別があるけれど、日本語には区別がないので、この音は全て日本語の「ア」の音に変換されてしまいます。音は実際にはちがうのだけれど、日本語脳がすべて同じ音だと認識してしまう―――。これを避けるためには、テキストを見ずに、音だけを聞いて聞き分ける練習をしなければなりません。テキストを見ながらだと、スペルや思い込みにまどわされて、肝心の耳での集中がおろそかになりがちだからです。

私たちはカタカナ和製英語に慣れています。気が付くと、英語もカタカナ感覚で聞いてしまいます。例えば、studentは「ストゥドゥン」と発音されているのに、その純粋な音を聴くことができず、「スチューデント」と発音していると錯覚してしまう場合がよくあるのです。初心者の段階では、このことにすら気づけない場合が多くあります。英語の音の成り立ちを知り、強弱のリズムに耳を傾けるようにすれば、耳を鍛えることができます。結果として、その微妙な差がわかるようになります。

こうしたことを踏まえても、リスニング学習の方法として、英語の聞き流しがオススメできない理由がわかると思います。

 

4-1. 私の失敗談^^;

テキストを見ながら英文を見てリスニング学習をする。実はこれは、私がやり続けてしまった失敗例なんです。

小学校6年生の頃にとあるリスニング教材を半年ほど続けたことがあります(何十万人が購入している、もう大ベストセラーの教材です)。英語圏に行ったことはもちろんなく、英文法を全く勉強していない状況で、テープの聞き流しやテキストを見ての聞き流しをずっと行っていました。

“One, Two…”といった数字のカウントや、”My life is over!”というような、はっきり強調されて発音されるところは聞き取れるようになりましたが、それ以外はまったく聞き取れるようになりませんでした。 教材の質が悪いというわけではありません。内容はとても面白いものでしたし、テキストも興味深い情報が載っていて、有益なものでした。ただ、勉強の仕方が適切でなかったので効果が出なかったというわけです。

アサコ先生
全てはやりかた次第。教材が良かったとしても、やり方が悪いとダメなんですねえ…^^;

でも、「ある日突然英語が聞き取れるように!」という謳い文句はとても魅力的で、つい信じてしまいますよね。やりさえすれば、能力が上がるんじゃないかと思ってしまいます。教材そのものに文句はつけないけれど、過剰な宣伝はやめてほしいなあ…と思う今日この頃です。

子どもの頃に英語に触れたにも関わらず、それ以降、大人になるまでリスニングがずっと苦手でした。私のリスニング能力が伸びだしたのは、この聞き流しの勉強をやめてからです。

リスニングは、全体的な観点から学習していく必要があります。その全体像について書いた記事がこちらです。効果的にリスニング学習を進めていきたい場合は、こちらの記事をぜひ読んでみてください。

 

まとめ

  • 初心者は英語の聞き流しはやらないほうがよい
  • 英語→日本語訳音声を聞くこともあまり効果はのぞめない
  • テキストを見ながらのリスニング学習では耳がきたえられない
  • 英語の音の成り立ちなど理屈を知った上でリスニング学習をすると早い
  • 全体的な観点からリスニング学習を進めよう

 

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