スピーキングのコツは、日本語を捨ててイメージから英作文すること!

crocus

なみのリズムのアサコです。

英語の学習で一番楽しいのがコミュニケーションですよね。しかし、「しゃべる」ということが一番難しかったりするわけです…!

私自身、英語圏に留学せずに国内で試行錯誤しながら練習してきましたから、この歯がゆさ、とってもよくわかります。

英会話レッスンを受講してもなかなかしゃべれるようにならない。スピーキング本を買っても、なかなか思うようにいかない…。

その頃の私は、日本語訳を手掛かりに英語を話そうとしていました。これがうまくいかなかった原因でした。

そこで、「日本語訳から英語に直す」ということを止め、耳と口で英文を覚え、イメージから英文を作っていくような練習を始めてから、感覚的に英語を話せるようになりました

結果、英検1級の二次試験にも合格できたんです。

かつての私と同じ悩みを持っている人のために、この記事では、スムーズにスピーキングをするための練習法を取り上げていきます。

(2016年1月2日。加筆・修正しました)


目次

  1. まずは日本語を捨てよう!
    1-1. 日本語に訳していると時間がかかる
    1-2. 日本語に惑わされてしまう
  2. 日本語ではなく、イメージから英作文をしよう
  3. イメージ英作文の練習の仕方
    3-1. まずは単語からイメージで覚えよう!
    3-2. モノの名前を言うことに慣れたら、次は動詞を覚えよう!
    3-3. 最終的には英文を作れるようにしよう!
  4. どうしたら英文をイメージで作れるようになるのか?
    4-1. イメージ英作文をするための、効果的な文法の学び方
    4-1-1. 英語で英文法を学ぶ
    4-1-2. 日本語で英文法を学ぶ
    4-1-3.場面→英文という流れを作ろう!
    4-1-4.イメージ英文法で、英語の発想を学ぼう
  5. まとめ

 

1.まずは日本語を捨てよう!

英語を話すときに、日本語で考えてから英語に直すということをしていると、なぜうまくいかないのか。ここでは、その理由について簡単に説明しますね。

(「瞬間英作文は英会話に効果があるのか?」で同じ話をしたので、そのリンクから来た人はスクロールまたは次をクリックして、「日本語ではなく、イメージから英作文をしよう」にお進みください)

1-1. 日本語に訳していると時間がかかる

まず、日本語を英語に直していると、時間がかかってしまいます。

どんなに素早く英作文したとしても、日本語を考える分、どうしてもタイムラグが生じます。リスニングをするときに、英語を聞いて、日本語に直して理解するということをやっているのでは間に合わないのと同じです。話すときも日本語で考えていては間に合わないません。

1-2. 日本語に惑わされてしまう

スピードだけではありません。英語はなぜ難しいのかを考えてみてください。なぜ、多くの人が文法に苦手意識を持ってしまうのでしょうか?

答えは簡単です。日本語の語順や表現の仕方にとらわれているからです。日本語の言い回しに惑わされる結果、英語を間違えてしまうのです。

日本語に惑わされるとはどういうことか、以下で説明しますね。

例えば、「私は将来海外に行きたいと思っています」という文を訳すとしましょう。そうすると、次のように訳す人が時々います。

以下の文、どこがおかしいかわかりますか?

シンさん
I think I want to go abroad in the future.

 

 

 

アサコ先生
“I think”が余分なんです。”I want to go abroad in the future.”の方が自然です。

 

でも、日本語に「思っています」という訳語があるから、つい”I think”を入れたくなってしまうのですね。

(ちなみに、この英文に”I think”を入れても、文法的に間違っているというわけではありません。ただ、ちょっと自信のないようなニュアンスが出て、本来の意味とズレが生じてきてしまいます)

このように、日本語から英語に訳していると、それぞれの日本語を英語に置き換えるだけの作業になってしまうことがあります。これではまるで機械翻訳ですよね。このとき、英語らしい表現を知らないと、上で書いたような、不適切な英文をつくるクセがついてしまう可能性があります。

会話をする際、「日本語→英作文」というフローは、他にも問題点があるのですが、これについては別記事で書いたので割愛します。詳しく知りたい方は「瞬間英作文は英会話に効果があると思っていませんか?」をお読みください。

 

2. 日本語ではなく、イメージから英作文しよう

では、どうすればいいのかという話になります。そこで、解決策。

何か言いたいことを思い浮かべるとき、日本語を思い浮かべるのではなくて、まずイメージ・絵を頭の中に思い浮かべるようにしましょう。

そのイメージが表す英語表現を脳の中で検索し、それをアウトプットするというイメージです。

このとき、日本語はなるべく考えないようにすることがポイントです。

このような筋道を頭の中につくり、日々この回路を強化していくと、英語が断然しゃべりやすくなります

こうした回路を作るために必要な学習はいくつかあるのですが、わかりやすいと思うので、まずここでは写真を使う方法をご紹介しますね。

 

3. イメージ英作文練習の仕方

写真(イラストでも構いません)を用意し、それらを見ながら、目についた対象物を英語にしていきます。

3-1. まずは単語からイメージで覚えよう!

まずは、普段身の回りで目にするモノから始めるといいでしょう。わかりやすいですからね^^

では、実際に次の写真を見て、写真が表しているものを英単語で言ってみてください。

coffee

coffee
a cup of coffee
a cup of coffee with some hearts

 

coffee-shop

utensils
cups and saucers
cake
petty knife

また、絵や写真がなくても、日々通勤や通学の途中で、目に入るものをどんどん英語にしていくのもいいでしょう。

もしこのときに、英語が浮かばないようだったら、必要な英単語や表現が頭の中に十分にストックされていないということです。

この場合は、どんどん英単語を頭の中にストックしていきましょう。その際は、日本語訳で覚えるのではなく、上記の写真のように、イメージと英単語を直接結びつけておくようにしましょう。

3-2. モノの名前を言うことに慣れたら、次は動詞を覚えよう!

名詞をいうことに慣れてきたら、次は動詞を言う練習をします。走っていたらrun, 勉強している写真だったらstudyやworkという具合です。

では、次の写真を見て、写真が表している動詞を言ってみましょう。

bakers

stand
lean over
roll pastry
ちなみに、動詞を訳語に頼らずイメージで覚える方法については、こちらの記事も参考になります。この方法を使えば、単語帳を使っての暗記も可能です。ぜひ読んでみてください。

 

3-3. 最終的には英文を作れるようにしよう!

動詞を言うことにも慣れてきたら、今度は英文を作る練習をしていきます。

先ほどの写真で言えば、

He is standing.
He is leaning over the table.
He is rolling pastry.

となりますね。

このように、写真や絵と英語を直結させておくことで、日本語に頼らず英文を作る回路が頭の中にできていきます。

 

4.どうしたら英文をイメージで作れるようになるのか?

イラストや写真を見ながら、単語を言えるようにすることは割に簡単だと思います。しかし、英文を作るとなると、ちょっと難しくなってきますよね…。さて、どうしたらいいものか。ここではこの問題について掘り下げていきます。

英文を作る段階では、文法を学ぶ必要があります

あ、これ当たり前すぎますね^^;でも問題はここからです。

文法の学び方が大事なのです。

4-1. イメージ英作文をするための、効果的な文法の学び方

文法を学ぶには、2つ方法があります。ひとつは、英語で英語の文法を学ぶこと。もうひとつは、中学や高校で習ったように、日本語で文法を学ぶことです。

人によって意見はさまざまでしょうが、私はどちらの方法でもOKだと考えています。ただし、やり方には注意が必要です。まずは、英語で英文法を学ぶ方法についてみていきましょう。

 

4-1-1. 英語で英文法を学ぶ

英語で英文法を学ぶと言えば、海外の語学学校に通うことが真っ先に思い浮かぶと思います。海外で英語を学べれば、日本語を介さずにすむので理想的ですよね。でも、そんなにお金も時間もないよという人がほとんどでしょう。そこで朗報。日本にいても、英語で英語の文法を学ぶことは可能です。

私が思いつく限り、次の3つの方法があります。

  1. ネイティブが英文法を英語で解説している動画を見る
  2. ネイティブスピーカーが書いた英文法の本を使う
  3. カラン・メソッドを受講する

1番目。Youtubeなどを検索すると、ネイティブが英語で文法の授業をしている講義などがあります。そうしたものを活用するのも手です。ただ、リスニングができないと理解が難しいという欠点があります。

2番目。ネイティブスピーカーが書いた英文法の本を使うこと。英語で英文法を学ぶのであれば、私的にはこれが一番オススメです。例えば以下の参考書は、イラストで描いてあるので、感覚的に文法が理解できるようになっています。日本語を介さずに英語を理解できるので、イメージから英作文を練習する足掛かりになるはずです。欠点としては、文法が苦手な人にとっては、独学では挫折する可能性があるということです。

English Grammar in Use with Answers and CD-ROM

3番目。オンライン英会話スクールでカラン・メソッドを受講すること。カランメソッドでは、英作文をたくさんつくる練習をします。また、英語で英文法の解説をしてくれます。リスニングが得意なのであれば、カラン・メソッドはオススメです。

ただ、欠点としては、解説が英語なので、リスニングが苦手だと理解できず、ついていけない可能性が出てくるということです。

カラン・メソッドについて詳しくはこちらの記事をどうぞ。

英語で英語を学ぶというのは理想的ではありますが、ハードルが高い部分があることは否めません。そう考えると、日本語で英文法を学んだ方が早いかもしれません。

 

4-1-2. 日本語で英文法を学ぶ

英語をすらすらと話せるようになるためには、日本語を捨てることが必要。でも、英語を学ぶ過程では、日本語の補助を借りることが必要。ここらへんにジレンマとわかりにくさがありますね。

ここで明確にしておきたいのですが、英語を学習するにあたって、日本語を絶対に使うなというわけではありません。有効な限りは使ったらよいのです。

初めて文法を学ぶ際は、日本語訳に頼らざるを得ないでしょう。先ほどの練習においても、写真や絵を見たところで、それを英語でなんて言うのかわからない場合も多いと思います。その場合は日本語訳で英語を調べてもかまいません。

ただし、最終的には日本語は捨てること。イメージと英語を直接結びつけるようにすることを忘れないでください

このことを忘れなければ、日本語で英文法を学ぶことは有効です。

 

4-1-3.文脈を考えて、場面を思い浮かべよう!

念を押しておきますが、英文法を覚えるときに、例文の英文と日本語訳をただ暗記してはいけません。それでは、私がやるなと言っている日本語訳式英作文になってしまいます。

では、どうしたらいいのか。

必ず、例文の文脈を考え、場面を思い浮かべてから英文を暗記するようにするのです。以下、例を出します。

There’s no milk in the fridge.
「冷蔵庫の中には牛乳はない」

考えてみてください。この文は、どんな場面で誰が言っているコメントなのでしょう?

想像を膨らませてください。冷蔵庫を思い浮かべ、その中に、昨日はあったかもしれない牛乳がないのを発見します。あなたには子どもがいて、牛乳を飲ませたいと思っているのかもしれません。でも、冷蔵庫にない。ああ、買い物に行かなくちゃとあなたは思います。そしてつぶやくのです。”There’s no milk in the fridge.”と。

こうすると、一見無味乾燥な例文が生き生きとしてきますね^^

「そこまでするのかよ!」と思われたかもしれません^^;はい、そうです。ここまでやれば、英文がイメージとして定着し、日本語訳から脱することができるのです。

文法をやってもやっても忘れる人がよくいます。それは、上記のように、文脈や場面を思い浮かべた上で暗記をするということを行っていないからです。

「日本語訳→英文」ではなく、「場面→英文」という流れを作ることがコツなのです^^

ちなみに、この流れをつくるには、音から英文を学ぶ方法も効果的です。英語を聞き取る能力さえあれば、簡単な会話文から、場面を理解した上でフレーズを覚えることができるからです。

リスニング能力を上げたい方はこちらをどうぞ。

 

4-1-4.イメージ英文法で、英語の発想を学ぼう

もうひとつ大事なことは、イメージで英文法を学び、英語の発想を身に付けることです。

英語には、日本語訳には表れない、英語ならではの表現がたくさんあります。いつまでも日本語訳に頼っていると、本当の意味で英語を身に付けることはできませんし、英会話も難しくなります

イメージで英文法を学ぶために最適な参考書は、大西泰斗先生の「イメージ英文法」です。これを学んでから、イメージ英作文に取り組んでみてください。日本語に頼らずに英文を作るための手掛かりになるはずです。

大西泰斗のイメージ英文法―English Brain Force(DVDブック)

イメージで英文法を学ぶ秘訣については、次の記事にも書いています。日本語訳から英文をつくるのとは、ちょっとちがった感覚が理解できると思います。ぜひ参考にしてください。

イメージで英文法を理解できたら、先ほどの練習のように、イラストや写真を使って、どんどん英作文をしていきましょう。そうすれば、スムーズに英会話もできるようになりますよ!

 

★もっと詳しく知りたい人は…

以下では、英文をイメージでつかむための文法の知識を紹介しています。無料ですので、ぜひダウンロードして読んでみてください。

○文型の本質を理解し、英語をイメージでとらえる講座
英語を話せるようになるために必要な学習法について、もっと全体的なことを知りたい人は、以下をご覧くださいね。

○「壁」を破るためのイメージ英語学習ガイドブック
○自分の望む英語力を手に入れる!3か月速習オーディオセミナー

 

まとめ

  • 英語をスムーズに話すためには、日本語を捨てることが大事
  • イメージやイラストを見て英作文をしていく練習が効果的
  • イメージで英作文をするためには、文法を適切に学ぶ必要がある
  • 例文を覚える際は、必ず文脈と場面を考えよう
  • 英語ならではの表現や発想を身に付けることが大事

 

 

もしこの記事があなたのお役に立てたなら、「いいね」や「シェア」して下さい。励みになります!
↓↓↓↓↓