「おそ松さんはスピードラー○ング!」という名言から英語上達の秘訣を考えてみた

こんにちは、なみのリズムのアサコです。

最近忙しすぎて記事を全然更新できてませんでした。ごめんなさい汗。4月からは時間ができるので、どんどん書いていきますねー!

さて、最近「おそ松さん」がめちゃくちゃ流行ってますよね。

私、昔赤塚不二夫のマンガが大好きだったんです。バカボンとかもう何回読んだかわからない^^;それで、懐かしさから見始めたら、止まらなくなってしまいまして…^^;

普段アニメとかあまり見ない方なんですけど、なんでこんなにはまるかなぁー?これは人の心理をつかむ本質的な何かがあるにちがいない!!!と思って、分析するためにいろいろと記事を読んでいました。

その中にこんな記事がありました↓

「なぜ「おそ松さん」はTwitterで祭になる? 月曜深夜にトレンド入り連発のワケ (4/5)」

なんで今回これを取り上げるかっていうと、

おそ松さんは『スピードラー○ング』かよと思う

という名言があったからです。

これには「なるほど!!!」とうなりました(笑)

この現象の本質をつかめば、英語が上達しますよ!!

1.おそ松さんは『スピードラー○ング』!?の意味

スピードラー○ング 』は、英語学習者なら誰でも知っている有名な教材ですよね。

一応説明しておきますと、

繰り返し聞き流すだけで、いつの間にか会話のセリフを覚えてしまい、結果英会話ができるようになる

という楽ちんコンセプトの教材です。CMなどでバンバン流れていますね。

この教材、英語教育関係者からは批判が多いような感じがします。

聞き流すだけでは英会話ができるようにならない!」と。

で、私もこれと同意見なわけですが…

(聞き流しではNGな理由は以下の記事に書いてます)

英語は聞き流すだけで本当に聞けるようになるの?

でも、「おそ松さん」に関しては『スピードラー○ング 』効果を得ることが可能なんですよ。可能などころか、テキメンすぎてみんな「おそ松さん」にハマるわけです。

「おそ松さん」を見て「聞き流すだけで」、気が付くと各キャラの名ゼリフを覚えてるんです。

6つ子なんてみんなほとんど同じ顔してるんですよ。最初は見分け付かない。しかも、声も見分け付かない。それが、気が付くとわかるようになってるんですよ。

これは怖ろしい学習効果です。ええ、学習ではありませんけどね^^;

今回の記事でお伝えしたいのは、

この恐ろしい効果を英語学習でも適用できたらすごくないですか?

ということなんです。

 

2. 「思わず繰り返し見てしまう」ことの怖ろしい効果

英語の勉強をしようと思って、聞き流しているだけじゃ普通はフレーズは覚えられませんよね。

でも、「おそ松さん」のアニメは、見て聞き流しているだけでどんどんセリフを覚えてしまうのです。

このちがいはなんなのでしょう????

まず、面白いから何度も見てしまうのです。

普通は1回見たらそれで満足して終了します。ところが、名場面がいろいろとあるわけですね。それで、その場面をもう一度見たくなるわけです。

更に、1回見るだけだとストーリーがよく理解できません。

基本カオスなギャグコメディだから、ということもあるんですが、まず人間関係がよくわからない。先ほども言ったように、そもそも最初は6つ子の見分けがつかない。特徴はあるのですが、ほぼ同じ顔です。「あれ、これはチョロ松かな?トド松かな?どっちがどっちだろう」と気になってしまう。

それで、またもう1回見るわけです。

見ているうちに、どんどん見分けがつくようになってくる。「ああ、これが十四松だな。いつも伸びてるパーカーと半ズボンはいてる。これは一松。髪がボサボサだな」と。そんな風に、それぞれのキャラの判別の仕方と性格がわかるようになってくるのです。

そうすると、またもう1回見たくなる(笑)

キャラの性格がわかってくると、キャラに対する愛着がわいてきます。そして、なぜこの場面でこういう行動をしているのかがわかるようになる。そうすると、ストーリーが更にわかるようになってくるわけですね。

そうすると、もっと面白くなってくる。

更に、ストーリーにはちょっとした謎が隠されています

これがまたツボなんですね。「この謎はなんなんだろう?」と思ってネット検索すると、解説がある。そうすると、「えええっ!そういうことだったのかー!!気づかなかったぞ」となる。

そして、それを確認するためにまたもう1回見てしまう…というループにはまるわけです(笑)

そして、この時点でもう各回の名セリフをそらで覚えてしまっているわけですよ。

暗記しようなんて思ってないのにね…。

 

3. 思わず繰り返し見てしまう条件のまとめ

英語学習では、何度も繰り返し聞いて、声に出して覚えるということが必要です。

これは普通は苦痛な作業です。

でも、「おそ松さん」効果のような心理的欲求を語学学習に使うことができたら最強ですよね!

よくアニメ好きだったり、日本映画好きだったりする外国人が妙に日本語が上手だったりします。たまに変な日本語を覚えて使っていることがありますが(笑)、それはこれと同じ現象でしょう。

大好きで大好きで何回も見て、セリフを覚えているんですね。

「そんな言葉づかい、現実じゃ使わないよ!」なんてセリフを言うこともあって、こちらとしては笑ってしまうこともありますが^^;

ということで、英語の教材でも、面白すぎてつい繰り返し見てしまうものを選ぶようにすると最強ですね。

その主な条件を次から述べていきます。

3-1. 自分が好きなもの、興味あるものを教材として選ぼう!

はい、これ当たり前ですけど^^;

学校の英語の教科書ってよくできているんですけど、やっぱり飽きやすくないですか?文法も、教えても教えても頭に入らない人は多いです…。

人間、好きじゃないもの、関心のないものは覚えられないようにできているんですよね。

でも、好きなものは意識しなくても覚えてしまいます。

だから、英語学習でも、フレーズを覚えようと思ったら、自分が興味のある分野や大好きな物語を選び、その中で覚えていくことが理想です。

(よく、箇条書きになっているフレーズ集を買って、1から100まで順々に覚えようとすることってよくあると思うんですけど、やっぱり苦痛ですし、徒労に終わることが多い…。フレーズ集は、丸暗記するのではなく、辞書代わりに使うようにしたほうがいいです。)

そこでオススメなのは映画

洋画が好きで、お気に入りの作品があるという人は多いのではないでしょうか。

でも、映画で生の英語を聞き取るのって、難しいですよね。

当然のことですが、「おそ松さん」で意識せずにセリフを覚えてしまうのは、日本語をバッチリ聞き取れるし、理解できるからです。

英語の聞き取りができない段階や理解力が乏しい段階では、いくら大好きな作品で、何度聞いたとしてもセリフは頭に入らないので注意してくださいね

 

3-1-1. Graded Readersを使って好きな映画を満喫しよう!

そこでオススメは、Graded Readersを使って学習することです。

Graded Readersというのは、英語を第二言語として学ぶ人のためにやさしい英文で古典などの名書をリライトしたシリーズのことです。

中学卒業程度の英語の知識と能力があれば、Level1-3くらいまでは楽に読むことができます。

Level3くらいになると有名な映画のリライトがたくさんあって、いろいろ楽しめますよ^^

例えば「ノッティングヒルの恋人」や「フォレスト・ガンプ」など。
Penguin Readers: Level 3 NOTTING HILL (Penguin Readers. Level 3)
Penguin Readers: Level 3 FORREST GUMP (Penguin Readers, Level 3)

上にはCDが付属していませんが、CDが付属しているバージョンを使って音声を繰り返し聞くようにするとより効果的です。音の方が臨場感があり、記憶に残りやすいからです。
Notting Hill CD Pack (Book & CD) (Penguin Readers (Graded Readers))

もっといろいろ見つけたい人は、”Graded Readers cd pack”で検索してみてください。

3-2. 「知りたい」という好奇心を刺激するものを教材に選ぼう!

フレーズを覚えるには、何回も飽きずに繰り返せることが理想です。

おそ松さんにハマる理由のところで書いたように、「一度ではわからないから、もっと知りたくなって何回も見てしまう」という状況を作ることが理想です。

なので、1度では全て理解できないようなものがいいですね。

私は7割くらい理解できるものを選ぶようにしています。全部理解できたら、2回目読もうとか聞こうとか思わないので。飽きちゃうんですよ。かといって、半分くらいしかわからないと消化不良になってしまいます。

そこで、私はよくオーディオで自己啓発ものをよく聞いています。仕事術、コミュニケーション、お金に対するメンタルブロックを破る方法とか^^

自己啓発ものって、日本語でも一度聞いただけじゃきちんと理解できないですよね。深く理解できて納得できないと、実践ってできない。頭で理解するだけでは効果がありません。

だから、何回も何回も聞いて頭に内容をすり込んでいく必要があるわけです。どうせ何回も聞くのなら、日本語ではなく英語で聞くようにして、ついでにフレーズも覚えてしまおうというわけです。

あと、ミステリーとかもいいですよ^^

私は昔アルクのヒアリングマラソンを受講していたのですが、一番好きだったのがカナダのラジオドラマのコーナーです。このコーナーを特に何回も何回も聞いていました。

特に”Recipe For Murder”というシリーズが大好きでした。音楽の作り込み、BGMの使い方が上手で、ストーリーのエキゾチックな雰囲気、世界観、時にほろっとするようなエピソードにぐっと引き込まれました。

でも、ナチュラルスピードだし知らない表現が結構あるので、大まかなストーリーは追えるけど全部は聞き取れない。そうすると、「あれっ、どうしてこんな展開になったのかな?」って気になるわけですね。それで、何回も聞くわけです。このシリーズが書籍化されていないのがすごく残念なのですが。

そういう人の感情を動かすストーリーの中で覚えたセリフは、今でも自動的によみがえってくることがよくあります。まるで曲のメロディーのように覚えているんですね。

”Recipe For Murder”は書籍化されていませんが、同じラジオドラマシリーズの別タイトルを書籍化したものが1冊あります。↓

英語でドラマを楽しもう! (HMアーカイブ・シリーズ 9)
英語でドラマを楽しもう! (HMアーカイブ・シリーズ 9)

ただし、ラジオドラマは上級者にならないと聞き取りが難しいです。まだ自分には早いかなと感じたら、上であげたGraded Readersの方を先に使って学習するようにしてくださいね。

Graded Readersにも、シャーロックホームズなどミステリーはたくさんあります^^
Penguin Readers: Level 2 Three Short Stories of Sherlock Holmes (Penguin Readers, Level 2)

3-3. 登場人物に共感できる作品を見つけよう!

それから大事なのが、登場人物に共感できるということです。

なんでみんな「おそ松さん」が好きなのかって、キャラが屑でダメすぎて愛着がわいちゃうからなんですよ。

表現は大げさだけど、どこか自分のダメなところに似たところを感じるから…ではないでしょうか?

この感情移入というのがとっても大事

よく、文法の参考書の例文や、英会話フレーズ集を覚えるのが難しいことがありますが、これは感情が伴っていないからですね。

特に英会話に役立てたいという場合、自分と全く違う性格のキャラが言うようなセリフって使うことないと思います。

そういう意味で、自分と同じ状況だったり、自分と似たような性格の人物が登場する作品を選ぶのもひとつの手です。

例えばですが、女性で離婚を経験したような人だったら、映画”Eat , Pray, Love”は胸につきささると思います。自分の経験が思い起こされて、主人公のセリフひとつひとつが身に染みるはずです。

こうした感情の中で覚えたセリフは、絶対に忘れません。

私は離婚は経験してませんが、主人公がベッドで泣く場面は強烈に頭に残っています。自分も嫌なことがあって布団の中でつい泣いてしまうことが時々ありますからね。

そんなとき、この映画のシーンと”Please. Please tell me what to do”というセリフをほぼ自動的に思い出します。

映画 “Eat, Pray, Love”
食べて、祈って、恋をして ダブル・フィーチャーズ・エディション [DVD]

それから、最近ドラマにもなりましたが、カズオ・イシグロの「私を離さないで」(”Never Let Me Go”)の主人公にはかなり共感し、彼女のセリフは食い入るように読んでしまいました。

Kazuo Ishiguro “Never Let Me Go”
Never Let Me Go

主人公は内向的で、他人にちょっと振り回される感じがあるのですが、そういうところが似てるんですねー。なので、「ああ、このセリフまさに私だぞ(笑)」みたいなところがあって。

そういう共感したフレーズをよくノートに書き留めて反芻しています。

ポイントは、自分の強い感情とフレーズを結びつけることです。

みなさんも、ピンときたら、真似してみてくださいね^^

まとめ

・「おそ松さん」現象を英語学習にも活用せよ

では、最後に何回でも繰り返し見てしまう(聞いてしまう)題材の条件をまとめておきましょう。

  1. 自分が大好きな作品であること
  2. 登場人物に共感できること
  3. 1回繰り返しただけではよくわからない、もっと知りたいと思わせる作品であること
  4. 見れば見るほど(聞けば聞くほど)面白くなってくる作品であること

みなさんのお気に入りの作品が見つかりますように!

P.S 英語学習は耳からの学習が最強です。まず音を聞き取れるようになりたい人は「なみのリズム英語:リズム音読でリスニングトレーニング」を使ってみてくださいね^^