こんにちは、なみのリズムのアサコです。
英語に限らず、どんな学習においても、まずは基礎を固めることが大事だと言われますよね。基礎をすっ飛ばして、最初から難しいことはやらない方がいい。なぜかというと、難しいことをする分時間もかかるし、つまずいて先に進めなくなりがちだからです。
基礎が大事。これは原則ですが、例外はあると思っています。それは、難しいことにチャレンジすることで、モチベーションが上がる場合。やる気が出るなら、難しいことにチャレンジするのもオススメです。なぜかというと、それで力がぐーんと伸びる場合もあるからです。
今日はそんな話をしていきます。
1.身の丈に合わない難しいテストを受けた結果は?
中学生の生徒さんを受け持っているのですが、「英検2級のテストにどうしてもチャレンジしたいということで、先月まで直前対策をしていました。
正直に言えば、英検2級には到底及ばない実力でした。英検2級と言えば、高校卒業程度のレベル。高校の文法も全くやっていないし、読解も苦手だし、単語もそこそこしか覚えていない。一番の難点は、ひとつの英文を読むのに下手すると1時間かかるということでした(テストでは15分くらいで解く必要がある問題です)^^;
どう考えても無理があるだろうと思ったので、「物事にはね、順番があるんだよ。まだ早いんじゃないかな?ゆっくり勉強していって、高校1年くらいで取るのはどう?」と話したのですが、聞き耳持たず。。どうしても受けたいということで、テスト1か月くらい前から猛勉強を開始しました。
で、結果はどうだったかというと、合格ラインまであと30点というところでした。英検はCSEスコアというもので実力を測っているのですが、2級の合格ラインは1980点。つまり、本当にあともう少しだったのです。正直に言ってビックリしました^^;
中学生で英検2級取れれば大したものですよね。今回はあともう少しで及ばなかったわけですが、難しいテストだからこそ、やる気がわいて、猛勉強した、その結果、思いのほかいいスコアが出せた、ということだと思います。
2.「やりたい」と思う自分の気持ちを大事にしよう
その人の性格にもよりますが、簡単なことをやっていると飽きてしまう、やる気が出ない、という人も多いです。でも、難しい問題になるとがぜんやる気が出て来る。もともと能力の高い人、負けず嫌いの人、頑張ることが好きな人にそういうタイプが多いかと思いますが、そういう人は、あえて難しいことにチャレンジするのもオススメです。
普段出し惜しみしているパワーを目いっぱい出すことで、思いのほか成長できたりしますから^^
ただ注意点は、こういうとき、周りの人から「あなたには無理だよ」と言われてしまうことがあることです。私も、先の生徒さんに「無理だよ」とまでは言いませんでしたが、「難しいよ」とは言いました。先生の立場となると、やっぱりそう言ってしまいがちなんですよね。。今までの経験がありますからね^^;
でも、周りの人がどう言おうと、自分がやりたいことがあるのなら、それを信じて突き進んでほしいと思います。限界は決めない方がいいんです。人の可能性っていうのは、無限大だからです。常識ではよくわからないことも起きたりしますから。
私はピアノを弾くのが趣味ですが、実は今、明らかに自分にとって難しすぎる曲を練習しています^^;ピアノの先生に習っていたら、絶対「今は無理よ」って止められると思いますが、独学だし別に完成の締め切りもないので、のんびりと挑戦している所です。
ピアノを弾いたことある人ならわかると思いますが、高速でのオクターブ連打が続くというなかなかキツイ曲です。私は手が小さいので、オクターブがもともと苦手。なので、昔はオクターブのある曲はことごとく避けていました。「私は手が小さいから無理だ」って最初からあきらめていたんですよね。でも、今回はチャレンジしてみたんです。
最初は、指がつりそうになるし、腕の緊張が耐えがたく、少し弾いたら腕を休めないといけないほどでした。手が死にそうな感じですね^^;「これ弾ける人って、本当神だな!!私にはどう考えても無理だなー。。」と思ったのですが、それでもその曲があまりにも好きすぎたので、腕のつらさよりも弾きたい気持ちの方が勝りました。それで毎日弾き続けていたところ、なんと、なんとなくできるようになってきたのです!(特に期待はしてなかったのですが)
曲の完成にはあと1年くらいはかかるでしょうが(苦笑)、不可能ではなさそうなことがわかってきました。なんでも、練習すればできるようになるんですね!
まあ、普通の人が見たら、「無理しないで、今の自分に弾ける曲を弾けば?」ってアドバイスをしてくれるでしょう。でも、それは余計なお世話^^弾きたいんだから、しょうがないじゃないですか^^
ということで、難しくても、やりたいことにはチャレンジしてみるのもオススメです!結果、モチベーションが上がって、学習量が増えれば、実力はおのずと上がっていきます。
それでは、また。
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