英文を早く読むためにはどうすればいいのか?WPMとチャンクがカギ

こんにちは、なみのリズムのアサコです。
今年も受験シーズンが近づいてきました。

時間をかければかなり正答できるのに、制限時間内に解き終わらない。制限時間がきた時点で、問題がまだあと10問も残っている…、と悩んでいる生徒さんがいます。問題を解く能力は持っているのに、とにかく時間が足りない。これって、もったいないですよね。どうしたらよいのでしょう?

英文を早く読めるといいことがたくさんあります。

・英文が早く読めれば、見直しに時間をかけられる→点を取りやすい
・英文が早く理解できれば、リスニングも1回で理解できる→会話も難しくなくなる
・英文が早く吸収できれば、英語の勉強が非常に効率的になる

そこで今日は、英文が早く読めない!制限時間内に問題が解き終わらない!もしくは、リスニング1回聞きでは理解ができない!という人に、英文を早く読む・理解するための練習方法についてお伝えしていきます。

1. WPM(1分間に読めるスピード)を意識しよう!

現状の自分のスピードを知ることから始めましょう。目安となるのがWPMです。WPMはwords per minuteの略で、1分間に読める単語数のこと。

ネイティブの標準的な会話のスピードは、150から160WPMです。もちろん話す人や状況によって幅があるので、もっと早くなる(200WPMくらい)こともあるわけですが、共通テストやTOEICテストのリスニングでは、これくらいのスピードがあれば十分対応できます。

私の指導経験では、高校生では平均90WPM、TOEIC500-600点程度の社会人で100WPMくらいです。(ちなみに私はTOEIC900点以上ありますが、240WPMくらいです→ネイティブからするとまだ遅いですが)。

下記のサイトでWPMを測れるので、測定してみてください。
読書速度の測定・読書スピード計測|英語総合読解力測定メジャーさん

現状の速度より+20から30くらい上がると、上達がかなり意識できると思います。それに、学習がすごく楽になったと感じるはずです。そうなれば、モチベーションももっと上がるはず。目標となるWPM値を定め、それに向けてトレーニングしていきましょう。

2.語彙をチャンクで瞬時に理解できるようにする

英語の勉強をするときに、単語・熟語を一生懸命暗記しますよね。でも、意味を覚えるだけで終わっていませんか?暗記にもう一手間をかけてください。覚え方を少し変えるだけで、スピードUPにつながります。

★多くの人がやりがちな暗記法→単語の意味だけを覚える
besides →~のほかに
↑「~のほかに」という意味だけを覚えて終わり。

★一手間かけた覚え方→単語をチャンク・もしくは例文の中で覚える
besides English →英語のほかに
She can speak Spanish besides English. →彼女はスペイン語が話せる 英語に加えて

Besidesだけでなく、besides Englishで覚える。可能なら、She can speak Spanish besides Englishと例文ごと覚えてしまう。このように覚えると、besidesが「プラス」を表す言葉として理解できます(→besides Englishは「(スペイン語)+英語」とイメージすることもできますね)。

こうすると、暗記には少し時間がかかるかもしれませんが、英文の中でbesidesを見たときに意味をイメージしやすくなります。そうすると、理解が早くなるのです。

3. キーワードを拾い読み→理解できなかった所を精読

英文を早く読むためには、英文のテーマを素早く理解することが大事です。全体の内容が理解できてこそ、詳細の内容も理解できるからです。

そこでカギとなるのは、キーワードです。ここで言うキーワードとは、英文の中で繰り返し出てくる言葉のことです。次の英文を見てみてください。

Every December, TIME magazine announces its Person of the Year. This year, that award goes to the groundbreaking entrepreneur Elon Musk. TIME’s editor-in-chief Edward Felsenthal explained why. He wrote: “Person of the Year is a marker of influence. Few individuals have had more influence than Musk on life on Earth, and potentially, life off Earth too.” He added: “In 2021, Musk emerged not just as the world’s richest person, but also as perhaps the richest example of a massive shift in our society.” Mr Musk is worth more than $255 billion. He is the richest person in history. He is also helping to save our world and our future. He is leading efforts to explore space and get to Mars. (Elon Musk – ESL Lesson Plan – Breaking News English Lessonより抜粋)

キーワードを太字で示しました。Muskが4回出てきています。そして、richestが3回、Person of the Yearという言葉が2回。

このキーワードをおさえるだけで、テーマが大体わかります。

(イーロン)マスクさんが、パーソン・オブ・ジ・イヤーに選ばれたという記事です。そして彼は、とってもお金持ちだと。

これで、話題はなんとなくつかめました。次に、詳細を読み込んでいきます。詳細を読み込んでいく際、チャンクで読んでいきます。ここで重要そうなチャンクを拾うと、

a maker of influence 影響力がある印・立場
the world’s richest person 世界で一番お金持ち
a massive shift in our society 社会における大きな変化
worth more than $255 billion 2550億円以上の価値
save our world and our future 世界と未来を救う
explore space 宇宙を探索
get to Mars 火星へ行く

となります。これで記事の内容がかなり理解できるかと思います。

語彙を覚える際にチャンクで覚えておくと、この作業がぱっとできるようになります。ですから、項目2で述べた学習法が大事なんです。ひとつの単語の意味を覚えただけでは、チャンクをとらえにくく、時間がかかってしまいがちですからね。

チャンクを何回も何回も唱えて、単語を完全に自分のものにしてしまいましょう。そして、キーワードを意識しながら英文をさっと読んでいく。この練習をすることで、WPMが上がるはずですよ。

以上、今日は速読のためのヒントをお伝えしました。速読のコツは、他にもあります。こちらも参考にしてくださいね^^

英語の速読のコツは、イメージで直読直解すること! (naminorism.com)