2022年の共通テスト・英語リーディング&リスニングを解いて思ったこと

こんにちは、なみのリズムのアサコです。

早速ですが、今年の共通テスト・英語リーディング&リスニングを解いてみました!

リーディングは所要時間80分のところを60分で解いて96点、リスニングは98点でした。うん、どちらもちょっとミスってしまいましたね^^;

難易度は、予備校の評価によると、去年と同等か少し易しくなったとのことですが、私も同じように感じました。以下、解いてみた感想をつらつらと書いてみます。

1.英語リーディング

リーディングにおいて求められているのは、速読と情報を素早く探す力。これは、インターネット全盛期という今の時代をまさに反映しているなぁ、と感じました。

まずは速読について。英文の量がとにかく多いです。センター試験の時代の問題であれば、45分くらいで解けたのですが、共通テストの問題だと60分近くかかるようになりました。今年は、去年よりも約500語ほど増えたようです。この量をこなす現役の学生さんは、すごいなぁと素直に思います。

そして、情報を素早く探す力。最後の第6問は、まさにその代表だったと思います。英文は、プラスチックの化学構成とリサイクル可否等を表すシンボルマークの説明でした。そのシンボルマークのプラスチックがどんな性質を持っていて、リサイクルされやすいかどうかなど、情報を読み解く力が問われていました。情報が多いので、最後で時間が足りなくなり、熟読して解答することができなかった人も多いのではないでしょうか。

30年位昔を考えてみると、哲学などのテーマを扱った難しい英文を、時間をかけて読み解くことが大事だとされていた傾向にあるように思います。こうした問題は国立二次試験に顕著でした。しかし、少なくとも現代の共通テストにおいては、このような力は求められていないようです。行間を読む力は必要ありません。どちらかというと、機械的な検索力が必要とされていると言えます。インターネットで情報があふれている時代ですから、自分の求めているいかに素早く情報を探せるか、が大事なのだと思われます。

こうした流れを「アカデミックな知力を低下させるもの」と憂う英語指導者の方も少なくないようですが、私自身は、良くも悪くも時代には逆らえないよなぁ…と思っています。携帯電話が現れたせいで、私たちは電話番号を覚えられなくなりました。というか、覚える必要がなくなりました。そのことで記憶力は低下したのかもしれませんが、あふれる情報の中で鍛えられ、マルチタスクは得意になったかもしれません。AIが記憶を担ってくれるとすれば、もう記憶力は必要のない時代に突入するのかもしれません。また、昔のような洋裁や手仕事には需要が少なくなりました。手を動かさなくなり、人間の体は退化したかもしれませんが、代わりに、何か別の能力を知らず知らずのうちに開発しているのかも…とも思ったりします。物事には両面あります。いずれにせよ、技術革新がその時代を生きる人間の能力への需要を決めてしまうということは否めないだろうと思います。

2.英語リスニング

リスニングは、アメリカだけでなく、いろんな国の話者がスピーカーとして採用されていました。発音に幅があり、多様性の現代社会を反映しているように思いました。これは、リーディングでイギリス英語が少なからず採用されていることからも明らかです。

(イギリス英語は単語のスペルが若干違ったり、アメリカ英語で使われている単語とは別の表現をしたりします。なので、イギリス英語を採用するなら、学校教育でもイギリス英語のリスニングやリーディングをすべきではないかと思うのですが、実際されていないというところに矛盾点を感じてしまいます。教科書が追い付いていないのかもしれません…)

日常の場面だけでなく、実際に外国で講義を受けたり生活をしたりすることを念頭においた問題作成がなされています。社会問題について取り上げたディスカッションは、賛成・反対の両面からの意見があり、偏りは見られません。内容を大まかに理解することがとにかく大事です。こうした出題から見るに、英語を話すときは自分の意見を持ち、表現することが大事だという受験者へのメッセージなのかなと思います。

発音は若干幅があるとはいえ、ゆっくりめでかなり聞きやすい発音です。また、構文や熟語もそんなに多くは使われていないという意味で、表現も明快なものが多いように思います(これはリーディングも同様)。

センター試験と比べると、2回読みが減って1回読みが多くなったというのも、知識の多さよりも、情報処理能力とそのスピードが重視されていることは明らかだと思います。

いずれにせよ、基本的な知識をいかに使いこなせるようになるかが、共通テストで高得点を取るための秘訣になるかと思います。

以上、2022年の共通テストを解いてみた感想でした。