なみのリズムのアサコです。
今日はスラッシュ・リーディングをやる際の注意点についてお伝えしていきます!
スラッシュ・リーディングの基本的なやり方についてはこちらの記事をどうぞ^^
英語の語順に慣れるためのトレーニング、スラッシュ・リーディングは、英文をスムーズに読めるようにするためには、とっても効果的な方法です。
ただし、漫然とやっているだけだと、それ以上伸びなかったり、また読めなくなってしまうということがよく起きます。
そんな、多くの人がつまずきやすいポイントについて、2つまとめてみました。
自分はちゃんとできているか??
ちゃんと確認してみてくださいね!
①スラッシュとスラッシュの間のつながりを考えよう!
最初のうちは、スラッシュとスラッシュの間のひとつのフレーズだけに集中して、訳す練習をしていくことになります。
例えば、
These days / many young people / live in the city / away from their families.
今日/ 多くの若者/ 都市に住んでいる/ 家族と離れて/
という具合です。
このような単純な英文の場合は、これで楽に理解できますね。
しかし、英文が少し複雑になってくると、スラッシュ内の英語を「ただ訳す」だけでは、文全体の意味がわかりにくくなります。
例えば、次のような英文です。
The festival helps us / to connect with other family members / who may live
/far away / from their parents / as well as / with other neighbors. //
この英文を次のように訳すと、どうなるでしょうか。
The festival helps us / to connect with other family members / who may live
そのお祭りは私たちを助ける/ 家族とつながる/ 住んでいる/
/far away / from their parents / as well as / with other neighbors. //
遠くに / 両親から /同様に /近所の人たち
このような訳だと、ちょっと理解しにくくなりますよね。
最初のフレーズから次のフレーズが、意味的にどのようにつながっているのかがわかりにくいため、全体の意味がよくわからなくなる、ということがよく起きます。
特にスラッシュ・リーディングのトレーニングを始めたばかりの人は、こういう事態に陥りがちなので、気をつけましょう。
対策は、フレーズとフレーズがどんなふうにつながっているのか、そして次にどんな情報が来るのかを予測しながら読み進めることです。
例えば、次のような具合です。
The festival helps us /
そのお祭りは私たちを助ける/ →何をすることを助けるのか?
to connect with other family members /
家族とつながることを/ →どんな家族?
who may live
住んでいる/ →どこに?
/far away / from their parents /
遠くに / 両親から(離れて) /
as well as /
~と同様に / →誰と?(何と?)
with other neighbors. //
近所の人たちと(つながることを)
→(to connect withの続きであることをしっかり認識する)

難しい?と感じるかもしれませんが、そんなこともないですよ!
感覚としては、足りない情報を追いかけていく感じです。会話でツッコミを入れるような感じですね。
「昨日新宿に行ったんだ」→何しに?
「すっごいうれしい!」→何があったの?
という具合です。
ここまでできるようになったら、「英語の語順を体得できた」ということ。つまり、スラッシュ・リーディングの目標を達成できたことになります^^
ビジネス英語用ですが、究極の英語学習法K/H System (入門編) にもこうしたやり方が詳しく載っているので、気になる方は読んでみてくださいね。
②英文を読むときはいつでも、スラッシュ・リーディングを心がけること!
一番大事なことは、いつでもスラッシュ・リーディングをすること。意識しなくても自然とスラッシュ・リーディングができるようになるまで、練習をし続けることです。
私たちは、特に文節を意識しなくても、日本語をすらすらと読むことができますよね。
意識しなくなったら、日本語が読めなくなるということはありません。
これは、意識しなくても自然とそういう風に読むように脳の回路が出来上がっているからです。
英文の場合は母語ではないので、文節を意識しなければいけません。そうでないと、適当に英文を読み、意味を推測する結果、英文の意味を取り違えてしまうことがよく起こります。
これもよくあるパターンなのですが、
「スラッシュ・リーディングをやりましょう!」というと、みなさんちゃんとフレーズを意識して英文を読んでくれます。
でも、TOEICのテストとか、実力テストとかになったりすると、途端にスラッシュ・リーディングすることを忘れてしまうんですね。結果、点数がボロボロ、なんてことも^^;
(でも復習で、スラッシュ・リーディングしてもらえば、ちゃんと理解できたりするんです)
また、こんな経験もあります。
ある生徒さんに、1か月くらい集中してスラッシュ・リーディングを教えたことがあるのですが、定期テストの勉強に集中するため、そのあと1か月ほど休みました。
そしてレッスン再開後。
なんと、英文が読めなくなっていたんですね^^;
原因は、スラッシュ・リーディングを練習するのをやめてしまったことにありました。
結果、テキトー読みになってしまっていたわけです。
「スラッシュ・リーディングをやっているのに英語力が伸びない」という場合は、以上のことをチェックしてみてくださいね。
「スラッシュ・リーディングをするときに、気を付けるべきこと2つ」でした。
反復練習がなぜ大事なのかについては、こちらの記事もご覧くださいね^^
それではまた!
コメント