こんにちは、なみのリズムのアサコです。
おかげさまでWEBサイトのアクセスがどんどん伸びています。2016年6月現在、1か月に約2万人の方に読んでいただいています。本当にどうもありがとうございます(^▽^)
アクセスが伸びるにつれ、英語学習の悩みについて問い合わせをいただくことが多くなりました。
1人が悩んでいることって、実は数多くの人が悩んでいることなんですよね。
そこで、その悩みを「事例・ケーススタディ」としてWEBサイトで共有していくことにしました。そうすることで、サイトの記事を読んでくださっているみなさんに、もっと実際の状況を知らせることができるようになると思います。^^
シェアの許可を得られた方の悩みを、今後記事にしていきますので、参考にしてください^^
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今回の悩み相談は、高原さん。女性の方です。
こんなメールをいただきました。
「初めまして、あさこ先生。
『壁を超えるためのイメージ英語学習ガイドブック』と『オーディオセミナー』を購入しました高原と申します。
私は海外ドラマが好きでよく見るのですが、字幕ではなく耳から内容を聞き取りたいと思うようになり英語学習を独自にやり始めました。
英文にリズムがあることを発見したので、もっと英語に関するリズムが詳しく記載されたサイトはないかと探しましたら先生のサイトに行き着きました。
さて、先生に質問がございます。
先生の壁ガイドブックやサイトにもたくさん書かれていますのでスラッシュリーディングが大事なのはよく分かりました。
ですが、スラッシュリーディングでどこにスラッシュを引いて良いのか、ぴんと来ないのです。圧倒的に認知している単語が少ないのも自覚しています。意味が分からない単語が中学1年テキストでもたくさんある次第で…
英文法も苦手で理解力に乏しいです。
文法をきちんとマスターすれば、ここら辺にスラッシュが入るのかなとわかるのかもしれませんが、
中学の英文法の練習問題などを解くと不正解ばかりで楽しくなく、テキストを開く気力も失せてしまいます。
ディクテーションとかはそれほど苦ではないので、何度も音声を聞き、当て字でも紙面に書き上げ正誤を確認したあと、音読をします。そして分からなかった単語や、初めて知った言い回しなどは別冊のノートに書き上げて、たまに見返して復習したりしています。
ディクテーションの後に音読をするのですが、先生も記述されてましたように機械的に音をそのまま発するだけで意味を込めて発声できておりません…
どうしても発音やリズムに気を取られてしまい、感情や意味を込めて音読できません。
ソフトバンクのペッパー君の日本語の方がよほど感情が篭ってるように感じます(;´Д`)
なんだかもう八方塞がりな感じでしょんぼりしてしまうのですが、やっぱり英語を話したいという気持ちだけは日々大きく募って行きます。
長々と書いてしまったのですが、スラッシュリーディングでスラッシュを引く部分を明確に自覚するにはどうしたら良いでしょうか?
※今使っているのはDMM英会話の日常会話の初心者のものを使ってディクテーション等をしております。
お時間のある時で構いませんのでご教授いただけると幸いです。」
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以下、私からの解答です↓↓
「この度は、教材をご購入いただきどうもありがとうございます^^
お問い合わせ内容、拝見いたしました。
海外ドラマが好きで耳から内容を理解できるようになりたい、
英文法は苦手だけれど、話せるようになりたい、とのことですね。
読ませていただいて、ディクテーションが苦ではないっていうのはすごいなー!と思いました。
私はディクテーションが嫌で嫌で仕方がなかったので(笑)
きっと耳がsensitive(敏感)なんでしょうね。
耳から英語を学ぶ形で英語学習を進めていくやり方、とてもいいと思います。
ぜひその形で進めていってほしいと思います^^
さて、スラッシュ・リーディングのスラッシュの引き方についてですね。
実は、私のガイドブックやオーディオセミナーは、
学校である程度英文法を学んでいて、
ある程度の知識を持っている人に向けて書いたものなんです。
なので、高原さまの場合は、私が書いている内容をそのまま実践するのではなく、
少しアレンジした形で進めていく必要があります。
スラッシュは、文法が身についていると自然とわかるのですが、
文法の問題集に取り組むことが難しいのですよね。
その場合は、文法の問題に無理に取り組む必要はありません。
高原様の場合、理屈で文法を考えることが難しいと思うので、
理屈ではなく、体で覚えてしまうのがいいと思います。
そこで、大事なのは「チャンク」を体で理解できるようにすることです。
チャンクというのは、意味のひとかたまりのことです。
例えば、日本語の文なら、「てにをは」で文節を切ることができますよね。
「私は/学校へ/行きました。」という風に。
このひとつひとつが英語で言うところの「チャンク」です。
さしあたって、チャンクを丸暗記する学習を行うのがいいでしょう。
チャンクを学べる本には、以下のようなものがあります。
これなら話せる★チャンク英会話(CD-ROM付) (田中茂範先生のなるほど講義録)
参考にしてみてください。
それから、高原様にオススメなのは、多読学習法です。
これはオーディオセミナーの2か月目でも取り上げますが、
記事にも書いているのでぜひ読んでみてください。
・チャンクの暗記
・多読の実践
の両輪で、英語がだんだん理解できるようになっていくはずです。
ちなみに、多読学習法は本をたくさん買うので
お金がかかってしまうことがあるのですが、オンラインで無料で読める絵本も結構あるんです。
例えば、これ。
https://www.oxfordowl.co.uk/for-home
登録すれば、100冊以上の絵本が無料で読めます。しかも、オーディオもついているので、目からも耳からも両方学べるようになっています。
ぜひ使ってみてください。 (ここまで)」
<補足>
高原さんの言う通り、私はこのサイトや教材で「スラッシュ・リーディング」を進めまくっています^^←回し者ではないですよ(笑)
スラッシュ・リーディングは、学校の英語教育で、文法を勉強して知識をある程度身に付けることができた人ならすんなりとできるのですが、中にはそうではない人もいると思います。
いったい、どこでスラッシュを引いたらいいのか・・・?
理屈で説明することはできるんです。「名詞句の前」とか「関係代名詞の前」だ、とかですね。
でも、こういった理屈の説明は、役に立たないと私は思っています。特に、文法が苦手な人には、苦しいものがあるはず。自然にわかるようになるのが理想的なんです。なので、「あえて」私のサイトでも教材でも、「どこでスラッシュを引くか」については解説していないんです。
じゃあ、わからない人はどうしたらいいのでしょう?
私が高原さんにアドバイスした通り、まずは、スラッシュ(チャンク)の単位となる英語のフレーズを先に覚えてしまうことです。
例えば、
go shopping, go swimming, have a bath, have lunch,
Why don’t we~、Don’t forget to~、Make sure~という風に。
ここで大事なことは、ひとつの単語だけで意味を理解せず、「複数の単語」を「ひとかたまり」として理解するレベルに持っていくことです。
例えば、haveを1単語だけで「持っている」と理解するのではなく、
have lunchで「昼食をとる」と覚えるのです。
上記の「かたまり」の知識があれば、Why don’t we go shopping and have lunch …?という英文が、3つのかたまりでとらえられることがなんとなくわかりますよね。
こうしたフレーズを蓄積していった結果として文法がわかるようになってくれば、スラッシュリーディングも自然とできるようになります。
また、多読学習法で、絵本などのオーディオを聞きながら「チャンク」を習得していくことも可能です。
朗読をよくよく聞くと、ひとつの英文の途中に、わずかな沈黙=ポーズがあります。このポーズのある場所が、スラッシュを引くことのできる場所です。幼児向けの絵本であれば、かなりゆっくり読まれているので、チャンクを意識しながら英語を聞くことができます。
文法が苦手だという人は、幼児向けのやさしい絵本を読んでいき、短い英文をたくさん読むことから、英語の文構成に慣れていきましょう。
以上、お役に立てればうれしいです^^
高原さんからは、こんなコメントもいただけました。
「私は先生のサイト記事内容と、なみのリズム立ち読み、そして
オーディオセミナーの初回分を聞いて、「買おう!」と決断しました。
他の教材に比べたら、こんなに安くて良いの?!と思うような破格な
お値段でしたし、英語のテキスト1冊分の値段でボリューム満載な
内容だったので購入は迷いませんでした。
あと、オーディオセミナーの音源が聞けたのが一番大きかったですね。」
どうもありがとうございます^^
おかげさまで好評発売中です♪
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それではまた♪
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