教えない教育

こんにちは!

越境力を身に付ける!英語学習コンサルタントの上條麻子です。

今日は「教えない教育」についてのお話です。

「教えない教育」とは、知識を詰め込むばかりではなくて、その人を「育てる」という視点に重点を置いた教育のこと。

educationのもともとの意味は、中にあるものを外へと引き出すこと。
educationのeは「外へ」、ducは「引き出す」という意味なんですね。

「教育の本当の意味は、人が持っている素質や能力を引き出すことであり、空っぽの箱のように知識を詰め込むことではない。」

これは私の大好きなイギリスのシューマッハ・カレッジのサティシュ・クマールさんが講演の中で言っていたことで、今でも心に残っている言葉です。

従来の学校の授業では、まずルールを教えます。それも、ざっくりとしたものではなく、こと細かなルールを。文法であれば、文法のルールを。読解であれば、読解の読み方を。まずルールを教え、それを全部暗記する。受験勉強は、大体そういう世界です。

 

このやり方は、知識を頭に入れるという意味で、効率としてはとてもいいものです。先人の人たちも、自分たちが苦労してまとめたり体系立てた知識を、なるべく効率よく、子どもたちに伝えたかったのだと思います。「知は力なり」。それが戦後の復興の力になったのだとも思います。

でもこのやり方は行き過ぎてしまったのかもしれません。暗記ばかりになると、人というのは学ぶ喜びを失ってしまいます。生徒は先生から与えられた知識を暗記するだけですから。

 

でも本当は、人っていうのは、自分の能力を使って、自分自身で学んでいくものだと思うんです。人から教わったことは簡単に忘れるけれど、自分で学びとったことというのは、絶対忘れないもの。

 

結果として起こる現象をすべて覚えるのではなく、最低限のルールだけ教えて、なぜその現象が起きるのか、どのような現象が起きるのかを、なるべく自分で実験しながら確認していく。そのプロセスの中で自分自身の力を使っていくことができたら、すごく自信になるなって思うんです。

 

今、まさに教育改革が進行中です。

文科省も、これまでの暗記偏重ではなく、考える力を身に付けるような、そうした新たな形での教育を模索しているようです。

 

さまざまな議論もあるようですが、

体験の中で自ら学んでいく。

そんな教育の仕組みをつくることができたら、素敵ですよね!

 

 

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