「知らない」ということを知っているということ。

こんにちは!

「なみのリズム」で学ぶ英語コーチの上條麻子です。

先日、すごくうれしいことがありました。

教え子が医学部に合格したという知らせです。

私がその子に教えていたのは実に2年前のことなのですが、

私のことを覚えていてくれていて、わざわざ連絡をくれ、

感謝を伝えてくれたのでした。

 

「いろんな先生に教わったけど、先生が一番わかりやすかった。

あのときに先生からもらったプリント、まだ持っているんです。

あのときに教えてくれたことがすごく基礎力になった。

教えてくれた問題集もすごく良かった。

それをこなして、その発展をこなしたおかげで力がついた。

今の自分がいるのは先生のおかげです」と。

 

ここまで言ってもらえると、本当にうれしいものです(*^_^*)

でも、この子の努力もすごいのです。

この子は4年浪人をし、医学部にチャレンジし続けたのでした。

1年ならまだしも、2、3、4年も続くと、不安になってきますよね。

本当に自分はやれるのかな、と…。

その不安に屈することなく、努力した彼。

あきらめなければ目標はかなうんだなと、

私もずいぶん励まされた思いでした。

 

話は変わりますが、もうひとつ印象に残っていることがあります。

 

私は医学部を受験する子には、必ずある英文を読んでもらうことにしているんです。

それは、「20世紀最大の発見」というタイトルの英文。

河合塾の「やっておきたい長文700」の中に入っているものです。

 

みなさんは、20世紀最大の発見はなんだったと思いますか?

 

最大の科学の発見と言えば、原子力とかDNAの構造とかですが、

そうではなく、、、

 

 

 

 

 

 

「人類の無知」なんですって!

 

そう、知らないということ。「無知の知」といいますが、まさにそれなんですね。

 

英文の中には、こう書かれている一節があります。

 

"The capacity to tolerate complexity and welcome contradiction,

not the need for simplicity and certainty, is the attribute of an explorer."

 

「単純さや確実さを求めるのではなく、

複雑さを受け入れ、矛盾を歓迎する能力が探求者の属性である(模範訳より抜粋)」

 

この世の中には絶対的な真理なんてない。

そのことを受け入れたからこそ、科学は進歩したのだと。

 

同じように、自分はなんでも知っているなんてことはありえない。

自分の知識と力の限界を知っているお医者さんになってほしい。

 

この英文を読みながらそんな話をして少し経った頃、

この子のノートに、

「自分の限界を知っている医者」と書かれてあるのを発見しました。

 

それを見て、なんだかうれしくなったものです。

 

自分は何でも知っていると思うと、患者さんのことは見えなくなってしまうと思うのです。

いろんな可能性に対してポジティブに、

そして現状に甘んじることなく未知のことに向かっていくような

そんなお医者さんが増えたらいいなという思いがありました。

 

これはそのまま、英語を教えている私自身の戒めでもありますね^^;

 

生徒さん全員に私の声が届くわけではないですが、

それでも人に希望を与えたり、何かしらのポジティブな影響を

与えられるというのは、本当に素敵なことですね。

 

新たな春。今年もまた一年が始まります。

今年もがんばっていきます☆

 

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