苦しく感じるのなら…文法問題を解くのはもうやめよう

こんにちは!笑顔
なみのリズムのアサコです。

GW空けですね^^。そして学生は、もうすぐ中間テスト。
中学生にも高校生にも、テスト対策をすることが多くなる時期です。

学校英語と言えば、文法の授業がメイン。

英文を読む基礎になる力なので、
とにかく力を入れる分野ですね。

ただ、多くの先生が抱えている悩みだと思うのですが、

学生の大半は、テストが終わると、

すぐに文法の知識を忘れてしまいます

だから学校では、何回も何回も文法を復習させます。

「これでもか!!」っていうくらい(苦笑)

でも、それでも、忘れちゃうんですね。。。
悲しいですね ^^;

私が英語を教え始めて1年か2年目くらいのときは、
このことに対してイラッとすることが多かったです(笑)

自分が一生懸命教えたことを、
生徒さんはいとも簡単に忘れてしまうのです。

なので、2度、3度、いいえ、
4度、5度、同じことを教えなくてはいけません。

そういう場面に出会うと、自分の努力が徒労に思えて、
(顔には出さないように努力をしつつも)
心の中でいっつもムカムカしてました。


でも、あるとき、ふと思ったんです。

「忘れるのにはそれなりの理由があるんじゃないか?」と。

何も生徒さんの頭が悪いとか、
やる気がないとかじゃなくてですね。。。

そう、忘れるのにはそれなりの理由があったのです!


さて、こんな問題↓、苦手だったという人はいませんか?


次の語句を並び替えて適切な英文をつくりなさい。

(him, I, help, to, want, me).

空欄に適切な語句を入れ、(a)とほぼ同じ意味の英文を作りなさい。

(a)My father gave me a book.
(b)My father gave (           ) (           ) (        ) me.


学校のテストでよく出るタイプの問題ですが、
苦手だという生徒さんが多いです。

しかも、丁寧に答えを解説したり、
何度指摘したとしても、同じ間違いをする傾向にあります。

そういう場合、
こうした文法問題をひたすら解くというのはやめた方がいいです。

時間のムダになります。

問題はなぜこうした問題が解けないのか?ということ。

それは、日本語発想にとらわれていて、
英語の語順感覚が身に付いていないからです。

そう、何回やっても文法を覚えられないのは、
この感覚が身に付いていないからなんです。

何も頭が悪いからとかいうわけじゃないんですよ~^^;

必要なことが身に付いていないだけです!

例を挙げますね。

先ほどの問題の答えは、

(a)My father gave me a book.
(b)My father gave a book to me.

です。

でも、(a)と(b)の文のちがいってわかりますか?

中学校では同じ意味だって習うのですけれど、
実は、大きな違いがあるんです。

(a)の文は、私に「本」をくれたということが大事。

お父さんは私に、洋服でもなくて、CDでもなくて、
DVDでもなくて、「本」をくれたの、ということなんです。


一方、(b)の文は、to me,
本を「私」にくれた、という部分が大事な情報。

お父さんは、本を、弟でもなくお姉さんでもなく、
「私に」くれたんだ、ということなんですね。

両者が伝えていることって、大分違うでしょう??


(a)My father gave me a book.
(b)My father gave a book to me.

まとめると、下線部が大事な情報。

そう、大事な情報って、最後に来るんですね。

この感覚が身に付いていると、
さっきのような問題で間違えなくなります。


さて、こうした視点で解説した文法を、
認知文法と言います。

人間がどのように認知をするのか、
その視点で文法を解説したものです。

英文法の語順は、心理学のようなものだという人もいます。

ネイティブがどのように世界をとらえているのか、
その順番が英文の語順に表れるわけです。

英語のネイティブと同じように世界を見ること。

それが、英語の語順や語感を身に付けるということだと
言い換えてもいいです。

近年、ありがたいことに、
こうした視点での文法解説書が多くなりました。

「イメージでとらえる~」など、
「イメージ」という言葉がタイトルに入っているのが認知文法の解説書です。

大西泰斗先生や田中茂範先生がこの分野の第一人者です。

私は日本英語コーチ連盟の衣川信之先生に師事し、
こうした分野を学ぶことができました。

そのおかげで、英語力がずいぶんとUPしたんです^^

気になる人は、テキストを
アマゾンなどでいろいろ探してみてください。

そして解説を読んだら、たくさん英文を読んで音読しましょう。

そうすれば、さっきみたいな文法問題が解けるようになります。

繰り返しますが、文法問題をたくさん解くことで、
文法問題が解けるようになるわけではないということ。

それができるのは、器用な一部の人だけです。

機械的な文法演習に苦しさを感じているのなら、
そういう悪循環な学習は、もうやめましょう。

人間の認知を無視して文法を機械的に教えた結果が、
大半の生徒さんが文法の知識を忘れてしまう、
という現象なんですね。

さて、中学英語は一通りやったけれど
英語の語順に自信がないという人は、
語順に特化した練習で体で覚えこむことができる、
スラッシュ・リーディング、もしくはフレーズ・リーディングがオススメです。


スラッシュリーディングのやり方はこちらの記事を参照してください。

効果バッチリ★スラッシュ・リーディングによる音読


やってもやっても英語が伸びないという人は、こちらの記事もどうぞ。

「これはやらない方がいい:英語力がUPしにくい学習法まとめ

構文が覚えられない!という人は、こちらの記事も参照してください。

こうすれば身に付く!英語の構文のつかみ方・覚え方

 

 

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