「英語の長文がなかなか読めない」人がやりがちな失敗②

こんにちは笑顔 リズムで英語をマスターする!
なみのリズムのアサコです。

「長文がなかなか読めない!」と思っている人、「単語も文法もしっかり勉強したのに、それでも英文が読めない…」と思っている人。

そんな人たちにはある共通点があります。それも、たった2つの要素だけ。このことにさえ気を付ければ、英文の読解能力は上がるはずです。

ということで、第1回目では、英文が読めないと思っている人のほとんどは、文法を無視して読んでいるということをお伝えしました。

特に問題なのは、文法をある程度学習した中級者もそれをやってしまいがちだということです。そしてその対策としては、フレーズ(もしくはスラッシュ)リーディングを徹底することだとお伝えしました。

しかし、文法に忠実に読んでいるつもりでも、読めないという人が時々います。

そういう人のための対策についてお伝えしていきます。

 

読解ができないという人は、話の「文脈」をつかもうとしていない

単語力もある、文法力もある、英文を読むときも文法に忠実に読んでいるつもり。なのに、英文の意味がわからない。そんな人がいるとしたら、それは、「文脈をつかんでいない」、もしくは「つかもうとしていない」ことが原因かもしれないと考えてください。

長文読解の問題を解いていると、しばしば、クイズに答えているような気分になってきます。問題がある、そしてその問題の答えとなっている箇所を探す。こうした作業が日常化されると、読むという作業がだんだんと機械的な作業になってきます。

そうすると、本当の意味で文章を読むという作業がおろそかになってしまうのです。

 

本当の意味で文章を読みこなす

例えば、以前私が見ていた生徒さんに、英文本体を全く読まず、設問個所となっている下線部の英文だけを読んで解答しようとしている人がいました。

英文の最初すら読まずにいきなり真ん中の部分を読もうとするので、私が驚いて、「そこだけ読んでも答えられないでしょう」というと、「ここだけ読めば答えられるんじゃないっすか」とのたまいます^^;

小学校の問題ならわかりますけど、彼は高校3年生です。大学入試にそんなテクニックが通用するわけありません汗。

彼の場合はちょっと極端ですが、長文を読んで回答することを「クイズ」のようにしか思っていないことを端的に象徴していますよね。

でもこれ、結構多くの人に当てはまるんです。自分はきちんと英文を読んでいるぞと思っている人でも、クイズ感覚の読み方になっている人は多いです。

そこで、ちょっと質問です。

あなたは、「文章を読むとはどういうことか」という問いに答えられますか?長文を読むときに、文章の本来の目的に即した読み方をしていますか?

 

文章を読むとはそもそもどういうことなのか

人はそもそも、なぜ文章を書くのでしょうか。

誰かに伝えたいことがあるから、文章を書くのです。だとすると、文章を読む側の責務は、その文章の書き手が伝えたいことを理解することだと言えます。

でも、読解に苦手意識を持つ人の多くは、この「理解しよう」という意識が低いです。なんとなく、表面的に文字をなぞっているだけなのです。

英語の学習をしていると、英文を訳して日本語にすることが英語を理解することだと思いがちです。でもそれは、本末転倒です。これでは、理解の伴わない読解になってしまいます。

そういう人は、「この選択肢と同じ英文が本文にもあるから、この選択肢が答えだ」というような、表面的な回答しかできません。応用問題に全く対応できなくなってしまうのです。

優れた長文読解の問題では、読み手の理解を手助けするような形で設問をしてくれています。当人だけで本文を読んだら理解が難しいかもしれないというところを、質問をする形で、読み手をうまく導いてくれているものなんです。

話はちょっとそれますが、表面的にしか英文を読まない生徒さんを目の前にするとき、必ず思い出すのが、「アウシュビッツは終わらない」を書いた、アウシュビッツ収容所の生存者であるプリーモ・レーヴィです。

彼は素晴らしい文章の書き手でありながら、それでも自分自身の経験がなかなか理解されないということに苦しみ、自殺したと言われています。

こうしたことに向き合うとき、文章と真正面に向き合うことの重さをひしひしと感じさせられます。

自分自身は経験したことのない話を読もうとするとき、何を言っているかわからないかもしれない、でも、全身全霊で理解するつもりで文章を読んでみる。そんな経験をすれば、読解力は自動的に上がります。テクニックよりもこうした心意気・姿勢の方が、ずっと強力なんですよ。

読解練習をするときには、「なんとなく読む」のではなく、書き手の言いたいこと・伝えたいことを全身で理解しようとする意識を持ちましょう

 

「書き手の言いたいことを理解する」ための読解練習法

さて、「理解しようと英文を読む練習をしましょう」と言っても、具体的にどうしたらいいのかわからない人も多いと思います。

練習法のひとつに、文章全体を短くまとめる要約をするという方法がありますが、最初はなかなか難しいかもしれません。

そこでお勧めしたいのは、強弱を意識した音読練習をするということです。こちらの方が簡単に取り組めるはずです。

英語は強弱のリズムでできています。大事なところは強く読みますし、そうでないところは弱く読みます。

英文を本当の意味で理解していなければ、どこを強く読んで、どこを弱く読むのかはわからないはずです。逆に言えば、自信を持って強弱をつけて音読することができれば、英文を理解できているということになります。

例として、次の英文を、特にどの言葉を強く読めばいいかを、意識して読んでみてください。

A: Cathy, when is Tom's birthday? Next Friday? I'm wondering what to buy for his birthday.
B: This Friday. How about getting him some Jasmine tea. It's his favorite.

 

 

 

 

 

 

 

 

解答サンプル

A: Cathy, when is Tom's birthday? Next Friday? I'm wondering what to buy for his birthday.
B: This Friday. How about getting him some Jasmine tea. It's his favorite.

ちなみに、これは絶対の回答ではないです。どこを強調したいかは、人や状況によって変わってきますからね^^;文脈上、ここは絶対に強く読むはずだなというところだけを参考までに太文字にしておきました。


さて、理想的には、なるべく初見で、その場で強弱をつけて読めるようになりましょう。何分も考えた上でどこを強く読むのかを理解していたら遅いですからね。スピーディーな理解が、全体のスムーズな理解につながるので、スピードも大事です。

強弱をつけるということを意識するだけで、英文の読み方、理解の仕方が変わってくるはずです。ぜひ実践してみてください。

ちなみに、教科書や教材のナレーションCDは口調が平坦なので、CDを聞いても特にどこが強いのかはわかりづらいかもしれません。強弱の差がわかりやすいのは、ラジオドラマなどです。感情が入りやすいからです。

その意味でこの強弱をつけて読むというのは答えを見出しにくい練習法かもしれませんが、正解よりも大事なのは、意識づけです。

強弱をつける音読を習慣にしてみてください。

 

リスニング力の向上は、読解力の向上にもつながる

普段、文字だけで文章を見ていることが多いために、私たちの英語学習には音声が欠落しがちです。

音声情報がないということは、臨場感がないということでもありますね。臨場感がない中で、どこを強く読み、どこを弱く読むのかを意識しながら英文を読むことは最初は難しいかもしれません。

その意味で、意外に思われるかもしれませんが、実はリスニングを強化することで、読解力も上がるのです。

音声情報が頭にインプットされていると、文字を読むときにも音声をイメージしやすくなるからです。

本サイトではリスニング力強化のために、リズム音読を推奨していますが、リズム音読は読解力を上げるためのいいツールにもなります。

関心のある方は以下からご覧ください。

リスニングの悩みを解決!リズム音読とは?

 

 

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