自分のレベルと弱点の克服法を知る③

では、初心者の英語聞き取りの状況と、
現状よりもリスニング力をUPさせるための対策について、詳しくお伝えしていきますね。

初心者の方の状況を改めて表より抜粋します。

リスニング上達のプロセスと学習習慣

初心者1

人の名前など、限られた英語しか聞き取れない

 原因:英語を聞く絶対量が足りていない
 対策:やさしい英語を聞く習慣を身に付けよう!

まず、人の名前とか地名とか、限られた単語しか聞き取れないという場合ですが、
これは、英語を聞いている絶対量がそもそも少ない状態ですよね

この場合は、英語を定期的に聞く習慣をまずは身に付けることが大事です。

1日5分でもいいので、集中して英語を聞く時間を作りましょう。

集中する、ということがポイントです。

この段階で、ぼうっと英語を聞き流すことは絶対にやめてください
英語にそもそも慣れてないうちから英語を聞き流しても、
雑音BGMにしかならず、練習にならないからです。

そして聞くものは、中学生の教科書を朗読したものとか、
子ども英会話など、なるべくやさしいものを聞くようにしましょう。

少なくとも、聞いていて半分くらいはわかるものを選ぶことです。

半分もわからない場合は、
英文法や語彙力が全くないことが原因かもしれません。

その場合は、中学校2年生くらいまでの簡単な文法と、
簡単な英文をまずは読む練習をしましょう。


初心者2

はっきり発音される単語やフレーズしか聞き取れない
 
 原因:視覚にとらわれ、英語本来の読み方がわかっていない
 対策:耳だけで英語を聞きとる練習をしよう!


英語をある程度は聞く練習をしているのだけど、
なかなか英語が聞き取れないという方。

テキストを目で追いながら英語の音声を聞いてはいませんか?

リスニングにおいては、こうした勉強はなるべくやめましょう

学校教育では、視覚を重視しているため、
多くの人が視覚優位の傾向があるようです。

視覚優位というのは、聴覚と視覚を両方使った場合、
視覚の方が優先されるということ。

つまり、目で見たものの方が優先されてしまうため、
テキストを見ながら英語を聞いていても、
音を聞けていない状況にあります。

脳が、聞こえてきた音を日本語の音に変換してしまうので、
本当の意味で英語の音を聞いていることにならないのです。

そこで、テキストは目では追わず、
耳だけを頼りに英語を聞く練習をしましょう。

ここで役に立つのはディクテーションです。
ディクテーションというのは、聞こえてきた英語を書きとる練習です。

音声を何度か聞き、これ以上聞き取れない、
というところまで聞いて書きとってください。

書きとるのが面倒であれば、口に出して繰り返すのでも構いません。
(ただし、口に出す方が難易度は高いです)

この練習に用いる素材は、
ものすごく簡単な英語のテキストにしてください。

「ものすごく簡単なものにする」というのがポイントです。

同じく、中学校の学校の教科書や子ども英会話などがいいでしょう。

ものすごく簡単なテキストであっても、
意外と聞き取れないということに気が付くはずです。

ここで、難しめの素材を使うのは絶対にやめてください
挫折のもとになります^^;

語学学習においては、プライドは捨てちゃいましょう^^

私たちは、学校教育で英語音声の基礎を習ってきていません。
なので、たとえ、高校レベルの文法や語彙力があったとしても、
リスニングに関しては初心者同然なんです!

ディクテーション練習をする中で、
自分が聞き取れない音や音変化の傾向がわかってきます。

その傾向がつかめるまで、練習を行いましょう。
聞き取れない部分の傾向がつかめたら、次のステップに進みます。

それについては、次の記事でお伝えします。

さて、ここまでについては音の聞き取りの部分です。
次に、意味の聞き取りの対策についてお伝えします。

 

聞き取れた単語を基に文の意味を勝手に推測している・聞き返さないと意味がわからない

 原因:日本語の語順感覚で英語を聞いている・英文を読むスピードが遅すぎる
 
 対策:スラッシュリーディングによる音読をしよう!


初心者の人に顕著なのが、日本語感覚で英語を聞いていたり、
単語レベルで英語を聞いていたりするということです。

考えてみれば当たり前なのですが、
日本語の語順で英語を聞いたり、聞こえた単語を基に
推測しているだけでは、正確に英語の意味を理解することは
できませんよね。

でもみんな結構無意識にやってしまっているのです。
単語レベルでは聞き取れても、
英文を、文単位で理解することができていないんです。

うまくいけばそのあてずっぽうが当たることもありますけど、
あくまでもあてずっぽうですから^^;

そして、圧倒的に英文の理解スピードが足りません。

中学3年生レベルの長文読解力では、
リスニングのスピードにはついていけないのです。

ネイティブスピーカーが英語を話すスピードは、
かなりゆっくり話す人でも100語/分です。

普通の人であれば、150語/分くらいです。

けれども、高校入試の長文読解がそこそこ解けるレベルの
読解スピードというのは、たった60語/分なんです!!

すごく遅いですよね^^;

たとえ中学校や高校レベルの英文法や語彙を身に付けていて、
学校では英語のテストでいい点とっていたとしても、そして、
長文読解が得意でした、という人がいたとしても、
実践英語にはまだまだ歯が立たない
わけです。

もちろん、英文を返り読みして2回読んだら英文の意味がわかります、
日本語に訳してたら理解できます、なんていうのもダメです。

リスニングでは、
言われたその瞬間に意味を理解できなければなりません。

日本語に訳している暇はありませんし、
語順を日本語に直している暇もありません。

ここが大きな壁なんです。

そこで、この壁を破るために有効なのが、
英文を直読直解するスラッシュ・リーディング式音読
です。


ここでは初心者に有効なリスニング勉強法を簡単にお伝えしました。

次の記事は、ここで紹介したスラッシュ・リーディング式音読についてお伝えします。


>> 続きを読む スラッシュ・リーディングによる音読

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