なみのリズムのアサコです^^
今日は、「塾やスクールに一生懸命通っているのに、英語力が伸びない!」という悩みについてお話していきます。
一生懸命勉強しているようでも、英語力が伸びないということはよくあります。
塾やスクールに毎回通っているのに、英語力が伸びた気がしない・・・。
単語300個覚えたのに、英文が読めるようになった気がしない・・・。
教材を数冊こなしたのに、英語力が変わった気がしない・・・。
こんなことって、よくありませんか?
こういった状況に陥るのだとしたら、それは、英語学習の大原則を知らないことが原因です。
大原則を知った上で勉強すれば、絶対に英語力は伸びますよ♪
それをこれからお伝えしていきますね。
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ホンモノの英語力というのは、
知識×運用能力
で決まります。
これが「大原則」です。
掛け算っていうところがポイントですね。
知識があったとしても、運用能力がゼロだったら、実力がないのとほぼ同じってことです。
知識というのは、単語や熟語、文法や構文の知識のことです。
こういった知識は、学校で習ったり、本を読めば手に入れられますよね。
でも、運用能力はそうはいきません。
学校で授業を受けていても、参考書を読んでも、問題集を解いても、それだけでは運用能力は身に付かないんです。
運用能力というのは、持っている知識を実際に使うための能力のことだからです。
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例えば、冒頭にあげたように、単語を300個覚えたとしましょう。
日本語の意味を記入する形式の単語テストを受けたら、100点を取れるとしましょう。
でも、だからといって、英文をすらすら読めるかどうかはわかりませんよね。
例えば、単語帳で単語を覚えていて、fineという単語は「罰金」という意味だと覚えたとします。
英文を読んでいたら、実際にfineが出てきたとします…”That’s fine with me.”というフレーズで。
ここで、「あっ!fine覚えたよ。『罰金』って言う意味だよね。このフレーズは……『私に罰金が課せられた』っていう意味かな?」とか思ったら大間違いになります^^;
fineにはいろんな意味があるので・・・
“That’s fine with me.”は「それで私はかまわないよ」っていう意味ですよね^^
上記のような間違いをする人って多いのですけれど、これはまさに、「知識はあるけど運用能力がない」という状態なんです。
文脈に応じて単語をとらえて英文を読む力がない、ということですね。

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別の例を挙げます。
リスニングテストを受けたとします。
リスニング音声の中で、fineという単語が出てきたとしますね。
「あ、fineが出てきた!!この前単語帳で見たぞ、えっと意味は…」
という感じで、fineという単語を思い出すのに、1秒とか2秒とかかか
ったとします。
・・・・この時点でアウトですよね^^;
こうなってしまったら、リスニング音声聞けませんから^^;
覚えた単語を使える状態にするには、0.1秒くらいで意味を理解できるようにしなければなりません。
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知識を手に入れるだけでなく、知識を手に入れた結果、
どれくらい英文が読めるようになったのか?/理解できるようになったのか?
に意識を向けるようにしてください。
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以上、「知識×運用能力」は、掛け算だということがおわかりいただけたでしょうか?
繰り返しますが、
たとえ知識を持っていても、運用能力がなければ英語の実力はゼロに等しくなってしまうんです。
これがわかっていないと、いくら勉強して知識を手に入れても、英語力が伸びないということになってしまう。
スクールの授業や本では、知識しか手に入らない場合が多いです。
だから、授業を真面目に受けるだけでは不十分ですし、復習して単語や構文を覚えるだけでも不十分。教材だって、何冊こなしたか、ということにほとんど意味はありません。
何をするにせよ、運用能力を上げるという視点で授業の復習や教材をこなしていく必要があります。
そのためには、自主的なトレーニングが必要です。
そのための学習が、音読や多読、スラッシュ・リーディングなどの学習法になります^^
多くの人が、運用能力を上げることの重要性に気が付いていません。
だけど、知識よりもずっと大事なことは、運用能力を上げることなんです。
今している勉強は、
知識を手に入れるための勉強なのか?
それとも、運用能力を上げるための勉強なのか?
しっかり意識した上で勉強しましょう。
そうすれば、英語力は確実に伸びていきますよ!
ちなみに、英会話ができるようになるかどうかは、この運用能力の有無によるところがとっても大きいんです。
運用能力を上げることでスピーキングを伸ばす方法は、
オーディオセミナーに詰め込みましたので、よかったらご覧くださいね。
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