久々のブログ更新となりました。なみのリズムのアサコです^^
今日は文法のお話をしていきます。
なみのリズムでは、リズムを手がかりとしてリスニングを学び、英語を聞き取れるようになることを重視しています。
が、その次に大事になるのはやはり文法です。
文法がわからないと、英文を推測するしかなくなってしまいますね。そうすると、いつまで経っても、相手の言っていることや英文の内容を誤解することになってしまいます。
では、効率的に文法を勉強するにはどうしたらいいのか?
私はその方法は2つあると考えています。
ひとつは英語の語順をマスターすること。
もうひとつは、時制をマスターすることです。
語順のマスターについてはこちらをご覧ください。
私は中高生や社会人をかれこれ7年くらい教えていますが、みんなが苦手になるところってほぼ決まっているんですね。
それがまさに、時制なんです。
時制といえば、現在形、現在進行形、未来形や完了形がありますが、基本はすべて中学生で習う内容です。
でも、高校3年生になっても、大人になっても、きちんと理解できていない、身についてない人って多いんです。
ということで、早速ですが、時制が身についているかどうか、次の日本語を英語にすることで自分の実力をチェックしてみてください。

- 仕事を終わらせるぞ。
-
やっと彼女からメールが来た!
-
列にもう30分も並んでる。疲れてきた。
答えはこちら↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
- I’ll finish the work!
-
I’ve finally received a text message from her!
-
I’ve been standing in line for 30 minutes. I’m getting tired.
どうでしたか?
さっと英訳できた人は、かなりの文法マスターさんですね。
まず1番目ですが、willは「未来だ」と覚えている人が多いですが(中学生でそう習うからなのですが)、willは本当は未来とは限らないんです。willの用法はいくつかありますが、「これから何かをするぞー」っていう意思表示をするときに使う、と覚えておくと便利ですよ。
次に2番目。メールを送って、返事が来ないときってなんだかそわそわしますよね。メールを送ってから、メールが届くまで待つ。待って、待って、、、やっと届いた!この過去から現在に至るまでの時間の経過をあらわすのが現在完了の本当の意味なんです。

3番目。これも、「30分間」という、過去から現在に至るまでの時間の経過がありますから、現在完了を使います。が、ここでは現在完了進行形が正しいです。なぜかというと、「待つ」という行動をし続けているからです。
一方、「疲れてきた」というのは、今まさに疲れが進行している最中という意味ですから、
現在進行形が適切です。
このように、現在形を使うのか、未来形を使うのか、完了形を使うのか、進行形なのか?意外と難しくありませんか。
なので、使い分けられない人は多いんですね。
でも、時制の概念は、不定詞や動名詞、分詞構文や仮定法の中でも使われますから、時制がマスターできていないと、文法のほかの単元でもその間違いを引きずってしまうんです。
日本語と英語とでは、時制の概念は違います。なので、日本人には英語の時制の概念が難しく感じるのですね。
対策は、日本語に引きずられず、イメージで英語の時制の概念を理解することです。それには、英語で英語の文法を学ぶことが役に立ちます。
以下の参考書に取り組んでみることが、ひとつの解決策になります。
Basic Grammar in Use Student’s Book without Answers and CD-ROM: Reference and Practice for Students of North American English
中学から高校基礎くらいの文法を学んだ後に、上記に取り組むのがオススメです。
ということで、今日は、
もしあなたが文法につまずいているなら、まずは時制をしっかり勉強しましょう^^
というお話でした。
ちなみに、文法の問題集を解くだけではなく、
場面をイメージして、英作文をする。
という練習を大事にしてくださいね。
下記の記事は、スピーキング用に書いたものですが、本当の意味で英文法をマスターする練習にも十分応用できます。
参考:スピーキングのコツは、日本語を捨てて、イメージから英作文すること!
それではまた^^
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